オカマちゃんアントンと別れるのは寂しかったが、タイムアップ。
ここで、ツアーの乗り換えだ。実は、ここからがツアーの本番かも。
2泊3日帯同するメンバーは、前述のオランダ人美女ピア、フランスギャル
マレーナとクロエ、ドイツ人とスイス人のカップル、テッサとローランだ。
そして私達が命を預ける若きドライバーはルーベン。
最初に皆で、共通語を決める。マレーナと私が問題児で、母国語とスペイン語
しか話せない、しかもスペイン語も50%がいいとこ。
ピアは母国語の他に英語、スペイン語がパーフェクト。
クロエは母国語の他に英語、スペイン語が60%OK。
テッサがすごくて、母国語の他に、スペイン語、フランス語、英語、オランダ語が
パーフェクト。ローランはフランス語の他は、英語が50%スペイン語が30%程度
理解可能。
なので、一応スペイン語が共通語と決まる。感謝。感謝。
最初から皆とてもフレンドリーで、一気に仲良くなった。
しかし、のっけから苛酷な砂漠のドライブだった。
Isla de pescaを出たのが15時くらいで、最初から道なき道を走った。
どこにも道路標識はないのに大丈夫か?
最初は、「どこを旅してきた」とか「どのくらいの期間旅してる」とか
和気あいあい会話を楽しんでいたメンバーだったが、軽いジェットコースターほど
揺れ続ける車の中で、だんだん口数が少なくなってきた。
疲れも出て来たのか助手席に座っているピアが「ホテルまでは何時間くらい?」と
聞くとルーベンは「あと、2時間くらいかな....」と。
まだ2時間走り続けるのかよっ......と、全員の表情が曇ったが文句は言えない。
その後2時間ガクンガクン揺られた末、やっとホテルに着いた。
いや、ホテルったって3つ星とかないよ。砂漠の真ん中の小さな集落にある
ホテルだから、もちろんドミですよ。んで、チェックインしようとしたら
えー!ベッドが5つしか無いーー?
オーマイガーッ!あ、スペイン語が共通語か.....Dios mio?
しっかり者のピアが部屋を見に行き、首を横に振りながら戻って来た。
「Vamos!」行きましょう...他のホテルへ!
....ってかさ、ツアーとしてホテルは予約とかしてないのかな.....。
無口になったメンバーを乗せて、さらに車は走る。そろそろ暗くなってきた1時間後
また小さな集落に着いた。ホテルには空部屋もあった。
ドミぢゃない!ヤッター!
クロエとマレーナと私が同室。
テッサとローランとピアが同室。私達は、大満足だった。
しかし、全員ヘロヘロに疲れていて食事だけ食べて、泥のように眠ったのだった。
次の長い一日に備えて.....。
そーだ、この日の夕食はチキンとキヌア。
このメニュー聞いたこと無い?
そう、昼食と全く同じメニューだよ。うん....大丈夫...こんなの序の口。
この景色の中で、コンビニ探しても無駄だって事分かってるしね....。