今日は、アブシンベル神殿の横にある小神殿について書きます。

アブシンベル神殿の横にラムセス2世がハトホル神に捧げ、王妃ネフェルタリのために建てた小神殿があります。

 
小神殿の前からアブシンベル神殿を見た写真。このくらいの距離感です。
 
 
小神殿
左からラムセス2世、ネフェルタリ、ラムセス2世、入り口、ラムセス2世、ネフェルタリ、ラムセス2世となっています。ファラオは偉大なので、ファラオと王妃が同じ大きさというところにラムセス2世のネフェルタリへの気持ちが表れているのかもしれません。
 
中へ入るとハトホル女神の列柱室になります。
エジプトの神様でハトホル女神だけが出自が不明だそうです。ですから、ハトホル女神は宇宙からやってきたともいわれているそうです。
 
 
 
ハトホル女神の列柱の横に刻まれているレリーフ。美しかったです。

 
 
 
ネフェルタリ王妃の戴冠式のレリーフ
 
 
 
至聖所 上部に牛の姿をしたハトホル神 下はラムセス2世像だそうです。
 
エジプトの神殿は男性の神様と女性の神様の神殿で雰囲気が違うらしく、小神殿は女性らしく美しく繊細につくられている印象でした。
 
ネフェルタリは神殿の完成を見ることなく、40代でこの世を去ってしまったそうです。