夫(60代前半)が約3年前にリタイア、私(50代後半)も今年3月に完全に仕事を辞め、2人揃って無職となった夫婦です。
2年間の東京生活を終え、2024年8月1日にアメリカ(ラスベガス)へ転居したばかり。東京に住む以前もアメリカに住んでおり、2人ともアメリカ生活はのべ30年以上。
続きです。
帰国子女入試では、さまざまな書類の提出が必要となります。
1. SATのスコア
SATについては、すでにかなり前(アメリカ滞在中)に、College Boardから受験を希望する大学に直接送付を依頼済み。
2.卒業証明書
卒業式の日に、高校のCollege and Carrer Centerで作成、入手済み。
3.推薦状
高校在学中にお願いし、入手済み。
4.成績証明書
卒業式の日に、高校のCollege and Carrer Centerでカウンセラーに作成を依頼。この成績証明書というのは、受験する大学1校につき1部が必要で、必ず1部ずつ封筒に入れて、厳封してもらわなければなりません。
卒業式が終わったあと、シカゴから来た夫、私、娘の3人でセンターへ行き、念のため、実際の受験予定校数より多い10部をお願いし、その分の代金を支払い、送付先(シカゴの夫の住所)を学校のフォーマットにしたがって記入しました。
2週間ほどかかるといわれました。
成績証明書の到着を待つことしばし。
シカゴにいる夫から電話がかかってきました。
「成績証明書が届いた。でも1部しか入ってない」
え?確かに10部、お願いしたし、その分の料金も払ったはず。手元に領収書だってあります。このいい加減さ、アメリカあるある…
私はすぐにカウンセラーにメールを送りましたが、すでに夏休みに入っているらしく、返事がありません。カウンセラー、そして学校に電話をかけても留守番電話のメッセージが返ってくるだけ。
成績証明書が1部しかなければ、1校しか受験できません。
文字通り頭が真っ白に。娘を動揺させたくなかったので、すぐには伝えませんでしたが、最悪の事態ーー追加の成績証明書が間に合わないーーを想定し、自分が落ち着いたところで娘にも状況を説明しました。
「現時点で成績証明書が1部しか届いていないの。今、パパもママもあちこちに問い合わせているけれど連絡がついていない。最悪、1校しか受験できないかもしれない」
娘は意外に冷静で「わかった。どこを受けるか、少し考えるね」と、パニックになっている母よりもよほど大人な反応。
もちろん、あきらめてはいません。
私は学校関係者にあちこちメールを送りまくり、夫は学校の一覧に載っている教師に片っ端から電話をかけ。
夫から恐怖の電話を受け取ってから約1週間後、ようやくカウンセラーに連絡がついたのでした… カウンセラーからメールで連絡がきたときには、ホッとして涙がでましたよ
残り9部をFedexでシカゴへ送ってもらい、夫がその成績証明書を持って、東京まで持ってきてくれて、なんとか間に合いました。各大学への願書提出締め切りまで結構ギリギリでした。