うー。まだ完全に仕事の山を超えられていない、るなです。転げ落ちそうになりつつ、なんとか登って…登って…ううう ブログは完全な現実逃避です

 

我が家はアメリカに3軒の不動産(すべて一軒家)を持っており、不動産管理会社経由で貸し出しています。

 

つまり家賃の回収や修理などは管理会社にお願いし、家賃の一部を手数料として管理会社に支払っているということです。

 

どの家もそこそこ年数が経過しているので、こっちが壊れた、あっちを直して欲しいという、借り手からの報告はよくある話なのですが、先月は1軒の家の水道管で水漏れが発生。その修理や、水漏れのせいで水道代が上がったといわれたのでその水道代ぶんの補償などなど、一部は保険でカバーされたとはいえ、結構な金額が飛んでいきました札束

 

さて表題ですが。

 

アメリカアメリカで、ここ20年位にできた住宅地の多くには、HOA(ホーム・オーナーズ・アソシエーション)が存在しているのではないかと思います。

 

2021年のアメリカ国勢調査によれば、全人口の約29%が、HOAに加入している家(コンドミニアム、一軒家など)に住んでいるとのことです。

 

ではHOAとは何かというと、コミュニティの住民がメンバーとなり、そのコミュニティのルールを策定します。運営委員会も存在していて、ルールを守らない住民には罰金が課されます。またHOAのメンバーである住民はHOAの運営費として、毎月決められた額を支払わなければなりません。

 

私達がカリフォルニアで住んでいた家は、ゲートで囲まれたエリア(Gated Communityといいます)にあり、ゲート内にはプール浮き輪&プールハウスやテニステニスコート、バスケットボールバスケコート、小さな公園などがありました。

 

 

なので、毎月一定の金額を支払うというのは納得できました。

 

一方、私達が所有する3軒の家(2軒は同じ州、もう1軒は別の州にある。カリフォルニア州ではない)もすべてHOAに入っていますが、ゲートはありません。

 

つまり普通に立っている一軒家です。

 

そのため家を買った当初は、毎月HOAにお金を払わなければならないことに、不満がありました。HOAは借りている人ではなく、所有者が払います。

 

でも。長年家を所有していると、だんだんHOAのメリットがわかってきました。

 

まずHOAが存在するコミュニティの場合、どの家もみなきれいです。これは建物だけでなく、裏庭や前庭も含まれます。定期的にHOAがパトロールしていて、たとえば枯れた木を放置していたり、雑草が生え放題だったりすると、手紙やメールで警告が届きます。一定期間内に問題を解決しないと、罰金の対象となってしまいます。

 

こんなルール守られないでしょ?と思うかも知れませんが、家を購入するときにHOAについても説明があり、決まりを守るようサインさせられるので、これを無視すると訴訟に発展します アメリカはすぐ訴えられる国です

 

したがってゴミ屋敷が発生したり、空き家が放置されたりといった問題が起きにくいのです。

 

来年夏以降はこのうちの1軒に住む予定ですが、いろいろとリノベしないといけないので、またお金がかかりそう札束