恐るべし、ウーロン茶の発酵促進技術!

ほとんどの日本女性が心掛けてる?と云っても過言ではない『ダイエット』。

うちの家内もここ数年、ずっとダイエット中・・・(笑)

そんな家内は私が中国に赴任している頃、『ダイエットにはウーロン茶がいい!』と聞き、「お土産にウーロン茶を買って来て!」とスカイプしてきました。

ここで恩を売っておくのも夫婦円満の秘訣か、と早速、お茶屋のリサーチを始めました。

リサーチ、といっても中国人部下に聞くだけですが・・・(^_^;

すると、数人の部下たちが・・・
「お土産にしてもらおうと思って買っておいた。これなら日本人が飲んでも大丈夫なお茶ですよ。」
と綺麗な箱に入ったウーロン茶を手渡してくれました。

おおっ!と感激しつつ、これでお土産を買わなくて済んだ!ラッキー♪と心で呟き、有り難く家内へのお土産用に頂戴しました。(笑)


が、ちょっと待て?
『飲んでも大丈夫なお茶』って云った?

じゃ、飲んじゃダメなお茶もあるってこと?


実は・・・そうなんです。

ウーロン茶は、茶葉を発酵させて作られています。

茶葉を完全に発酵させると紅茶になり、半発酵状態のものがウーロン茶になります。

で、問題はその発酵方法。

きちんと発酵させるには、それなりに時間が掛かります。
それを早く発酵させる技術があれば、より多くのお茶を作ることができ、たくさん売ることが出来る訳で・・・

そこで中国人は考えた!

「そうだ、下水をかけよう!」(泣)

中国の下水、それはあらゆるもの(家庭排水、工業排水、人や家畜の排泄物まで)を含む水。
だって、中国には下水処理場がないし。

その下水を茶葉にかければ、あ~ら不思議、発酵(腐る)時間が短縮出来ました!(;_;)

・・・そんなカラクリ?があるとはつゆ知らず。

必ずと言っていいほど、食事に行くと出てくるウーロン茶を毎晩のように飲んでいた私。
そんな事実を知らされて、少なからずショックを受けましたよ・・・


が、そこは中国人。

「だから中国茶を入れる時には、一煎目は捨てるでしょ?中国では茶葉を洗ってから飲めば平気なんですよ。」

なぁんだ、そっか、洗ってあるのか。じゃ、平気かぁ!

って・・・んな訳ないじゃん!!!!!

道理で、どうりでこんなに痩せちゃう訳だ、俺。(;_;)

帰国後、ダイエットなんてしてないのに痩せた私を羨望の眼差しで見つめる家内にウーロン茶を手渡しながらこの話しをすると、なんとも微妙な表情をした彼女は・・・

小さい声で一言、

「ありがとう・・・」

と云うと、ウーロン茶の箱をキッチンの戸棚に仕舞いました。
その後、その家内がそのお茶を飲んだのかどうか、再び中国へと戻った私には知る由もありませんでした・・・

というわけで、中国産のウーロン茶全てに下水がかけられている訳ではないのでしょうが、確かにダイエット効果はある、と云える私です。



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