とうとう、ついに、介護老人ホームに入ってしまった81歳の父。
認知症で、体もだいぶ衰えてしまいました。
おむつもしています。
おおといの土曜に、母と妹と私と私の娘と4人そろって父に面会に行って来ました。
先月下旬、入室した日に妹が付き添った時には、『かぁーちゃん、死んだんだってな。生きてる時は嫌な人だと思ったけど、亡くなってみると、可愛いとこもあったよな』と父が母のことを妹にそう言ったそうです。
でも、母はまだ死んでません
なので、妹は爆笑してしまったそうです
で、父は母が亡くなっていると思っていますから、おととい母を連れて面会に行ったら、母を見るなり『かぁーちゃん、生きてたんかい。最近、ずっと居なかったけど、どこに行ってたんだい!』と言いました。
母のことはわかるんです。
妹のことも何となくわかっているようです。
でも……
長いこと離れて暮らしていた私のことは、もうわからなくなりました
お父ちゃんの長女の○○だよ!などと、一生懸命伝えてもまったくわからない
それでも1年くらい前までは、認識してくれたのに
私の娘である、孫のことももちろんわかりません
ほんとに1年くらい前までは、私の息子の慎矢のことも覚えていて、『慎ちゃんにタバコはやめるように言えよ❗』って心配してくれたのに
そして、帰り際に、『俺も帰りたいから、家に連れてってくれ』と言いながら、とても悲しい顔をして、鍵のかけられたドアを必死に開けようとしている姿を見た時には、かわいそうでかわいそうで、涙が出てしまい、あまりにもツラくて……
4人で施設の職員の方々に、これからも父をよろしくお願いします!と挨拶をして足早に玄関を出ました。
お父ちゃん、ごめんね
家に帰りたいよね、でも、もうプロに任せないと妹も母も面倒をみられないのよ。
お父ちゃん、今までいろいろ本当にありがとう