3年目の定期検診、無事にクリアしたわけなのですが
検診の時には先生にお話したい事、
聞いておきたい事など
メモしてお願いしますって先生に渡しています。

今回はお通じ外来に通い始めて、そちらの先生の指示で
かなり薬の飲み方が変わっていたのでまずその事。

あと、定期検診について
ずっと疑問に思っていた事があったんです。

Q:体がんの場合、経過観察で早く異常が見つかって
治療を早くから始めると予後に違いはあるのでしょうか?

A:再発してきた状態にもよりますが、
切り取った膣の部分のみの再発は
切除手術や放射線治療で良くなる事もあります。
リンパ節に転移が見つかったらそのリンパ節は切除手術となり
そのまま長く何事もない方もいらっしゃいます。
肺や鎖骨下リンパ節など遠隔転移している場合は
厳しい事が多いのですが、
ホルモンによく反応するタイプだと、
ホルモン治療がよく効くので長く治療を続けられます。

一般的にがんが再発すると
かなり予後は厳しいと言われますが
体がんは一概にそうとも言えないそうなんです。

「それって体がんのタイプが比較的おとなしいからって事も
関係があるんですか?」
「そうですね、あると思います。
進行がゆっくりだという事も大きいでしょうね。」

私のがんは類内膜腺がん、
グレード1というタイプになります。
これは比較的おとなしい、
進行がゆっくりなタイプなんだそうです。

でもここでもうひとつ疑問。

私の場合はとてもおとなしいタイプなのに
ものすごく頻繁に定期検診を受けてきました。
術後補助の抗がん剤をやりましたけど
そんなにリスクが高い状態だったのかなと
ずっと思っていたんです。

自分のリスク因子を調べてみると
まず腫瘍径が4cm、
これはかなり大きなサイズだからリスク因子になります。

もうひとつ

頸管間質に深い浸潤を認める。

これがずっと気になっていました。

まずこの間質とはなんぞや?って
調べてみたんですけど

生体内のある機能をもつ組織や器官などの実質を
支えたり結合させたりする組織。血管や神経などを含む。
大辞林 第三版より

要するに組織そのものではなく、
その組織を支えている周りの事、なのかな。

頸管間質っていうのは頸管っていう組織の
周りの事でいいんだと思います。

で、その部分が浸潤していたって事。

これは顕微鏡で調べないと
分からないくらいのレベルですけど
これも十分なリスク因子となるそうです。

結局この状態から脈管侵襲などが始まるそう。
血管の中にがん細胞が入って
血液の流れに乗って転移していく。
顕微鏡レベルだけど、あるとないのでは
大違いなリスク因子になるそうです。

だから私は再発レベルとしては
中リスク群という事になるそうで
術後補助抗がん剤をやった方がいいとなった訳です。

かなりガッツリ抗がん剤をやって
色々大変な思いをしましたけど
でも今考えて、
やっぱりやっておいてよかったと思っています。

このあたりの基準は治療する施設の
先生の考え方でずいぶん違ってくるそうです。
病院選びも重要になってくると思います。


体がんは一応の目安を3年目としているそうです。
無事にクリアできました。

次回からは4ヶ月ごとの検診となります。

帰り際にひとこと

「先生、次の検診の時、
いなくなったりしてませんよね?」

先生笑いながら

「たぶんいると思いますよ。
よっぽど辛い事がなければ。」

「でも治療を始めた頃は、絶対今の時期は
先生いなくなってるって思ってました!」

「僕もそう思ってましたよ(笑)」

私の主治医はシニアレジデントとして
前にいた病院から移ってこられました。
なので研修期間が終わったら
どこに移動されてもおかしくないんですよね。

こうなったら、5年たちましたね!って
笑顔で言いたいな。
どうなるかは分からないけど。
でも、どんな質問でも誠実に答えて下さるから
とても信頼しています。

次は4月、それまで元気に過ごしていきたいです。



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