Akiba CancerForumレポ、どんどん続きます。

今回はとても関心のあった、がん情報とインターネットについて。

講演をして下さった先生は東京大学呼吸器内科の
後藤悌(ごとうやすし)先生です。

実は後藤先生は以前から何度も同じテーマで
講演をされています。
動画もupされていて、いくつか拝見した事があるのですが
今回直接先生のお話が聞けるという事で
ぜひ参加してみたいって思ったんです。

今回この記事を書くにあたって
CJNの事務局の方に問い合わせをしたんですけど
CJNから発信されている動画は、CJNからのもの
という事をきちんと明記すればブログなどにリンクさせても
問題ないです、との回答を頂いたので
とにかくまずこちらの動画をご覧になってみて下さい。
5分くらいなので気軽にみられると思います。


インターネットの危ないがん情報



 CancerChannelより

こちらでお話されている事、今回も同じように話されていました。
後藤先生の動画、たくさんあります。

CJNのビデオライブラリーからもみられますし
youtubeで先生の名前を入れて検索してもらうと
動画が出てくると思います。

少し長いものもありますが、
インターネットでがん情報を集めるにあたって
十分気をつけた方がいい事をとても詳しくお話されています。
ぜひ見ていただきたいです。


こちらは少し長いのですが、詳しいお話を聞く事ができます。


インターネットにおけるがん医療情報の問題点と将来展望   




CancerChannelより

だいたいどの講演でもお話されているようですが
とても印象的な言葉がありました。

ガイウス・ユリウス・カエサルの言葉で
人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない
多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない。

これはG研の元部長先生の講演を聞いた時にも
同じ事を言われていました。

インターネットで検索して情報を集める時は
とにかく自分が知りたい事を
キーワードに入れて情報をあつめていきますよね。
自分の思いのままに入れていくから
それが正しい情報なのか、そうでない情報なのか
実際のところは分からないと思うんです。

出版されている書籍、報道されている情報は
校正されていたり色々な規制がかかったりしていますが
インターネット上の情報は全くそういう事もなく
発信されているものもたくさんあるんです。

情報を見つけて、判断していくのは
自分自身の責任においてやっていかなきゃいけません。

がんの治療、命がけの治療です。
藁にもすがりたい気持ちで情報を集めていく人に
残念ながら営利目的のみの情報を流す業者が
存在する事も事実なんだそうです。

検索結果で上位にくる情報が有益な情報とは限りません。
検索エンジンでも変わってきますし
キーワードを漢字、カタカナ、ひらがなに変えても変わります。
大手検索サイトのGoogleでも
アカウントを持っていてログインしていれば
自分専用にカスタマイズされた検索結果が出てくるんです。

自分がよく検索するキーワードで出てくるサイトが
常に上位に表示されるから
まさに見たい情報しか見ていないっていう事になります。

こちらに検索について、詳しく書いたサイトを
リンクさせてもらいたいと思います。

Googleの検索結果の違いを調整する方法


インターネットは情報収集にはとても便利なツールです。
だからこそ、しっかりと自分で
きちんとした情報を集められるようにならないと
とてももったいない事だと思います。