子どもにお腹を空かせてはいけない。

 

 

 

 

 

そう、思っていた。

 

小さいころから、祖母にそうやって言われてきたから。

 

(だから太ったんだけど。)

 

 

 

 

もちろん、普段から食事を与えないっていうのはダメだけどさ。

 

 

わたしの場合、

 

こどもにちょっとでも泣かれたり、「お腹空いた」って言わせたらダメだと思ってた。

 

だから、子どもが赤ちゃんの時には母乳が増えるようにいろんなことをしたし、

 

幼児期はお出かけのたびに大量のおにぎりを作って持ち歩いていた。

 

 

 

 

 

 

同じように、

 

「ヒマだ。」と言われれば、

 

何か楽しませることをしなくてはいけないと思い込み、

 

いろんなところに連れて行ったり、一緒に遊んだりしていた。

 

 

 

子どもの「お腹が空いた」「ヒマだ」は、

 

『子どもにそう思わせてしまう私が悪いんだ。』

 

と思っていた。

 

 

 

 

それって裏を返すと。

 

 

 

『わたしがこんなにしんどい思いをしているのは、母親のせいだ。』

 

 

って思い込んでた、ってことなのよね。

 

(夫に対して思っている場合もある)

 

 

 

 

 

完全に人のせいにしている。

 

だから、子どもがなにかマイナスなことを言うと、

 

『わたしが責められている』

 

と感じていた。

 

 

 

 

 

 

子どもにしてみたら。

 

ただただ、自分が感じたことを言っただけ。

 

・お腹空いた

 

・わかんない

 

・ヒマだ

 

・眠い

 

etc…

 

 

 

でもわたしは、そういったマイナスなことは言わせてはいけないと思い込んでいた。

 

 

 

 

 

でもそれって。

 

 

『マイナスな感情を感じてはいけない』

 

っていうメッセージになってしまうのかもしれない、と気づいた。

 

 

 

 

もちろん、楽しいことしか起きないのであれば、

 

それはそれでいいのかもしれないけど。

 

 

 

 

生きていれば、暑いことも寒いこともある。

 

時に、痛いことや苦しいことだってある。

 

 

 

すべてを起こらなくすることはできない。

 

 

 

であれば、

 

それすら受け入れた上で、どう生きるのか、だ。

 

 

 

どんなことがあっても、幸せであることはできるんだ。