本を読んでいた。
高校生と大人の対話形式で進む本なんだけど、
こんな一幕があった。
大人「君の親はどんな親?」
高校生「割と自由になんでもやらせてくれる。勉強もしろよ、とは言われるけど。」
大人「じゃあ、もし、何でもかんでも頭ごなしに命令されたらどう思う?」
高校生「早く家を出て一人暮らししたいと思っただろうね。」
(ここまで。)
読みながら、
いつもなら、
「うんうん、わたしも早く実家を出たかった。」
と思うな、っていうところで、
「じゃあ、わたしはそんな親じゃないのか?」
って急に浮かんできた。
「勉強しろ」は言ってないけど、
なんだかんだ話を聞くふりしつつ、
わたしが提案した通りのことをやらせようとしてないか?
また、別の本では、民主主義の話に触れていて、
『日本はもともと家父長制があるから、
上に偉い人がいて下が従う、封建的な制度が馴染みやすい』
みたいなことが書いてあって。
あー、わたしはずっと封建制度で生きてきたんだな、
と思ったのです。
子供の頃は祖父、
少し大きくなったら母、
職場では上司、
結婚したらダンナさんに、
従わなければいけない気がしてた。
そして、子どもたちはわたしが従えるものと思い込んでた。
今、本当の意味で、
民主主義ってなんだろう、
って考えてる。
対等、
相手を尊重する、
みんなで決める、
それってどういうことなんだろう。
そんなことを考えてる。