ゆうべ、息子が「口が痛い」と言った。







なんのことはない、歯のスキマを爪でいじってたら、


手が滑って歯茎に爪が刺さった、って話。





でも、


「水もしみる。」


「晩御飯も食べられない」


「明日、給食食べれるかわからない、どうしよう…」


「そうなったら、学校休もうかなぁ…」


etc…。






まー、正直、


「くだらん!それくらい大丈夫だ!!」


と一蹴したい気持ちもある。






でも。



わたしには、


泣いたら「泣くな!!」と怒られ、


感情にフタをするクセがつき、


大人になっても苦しかった経験があるから、


頭ごなしに否定したくはない。






『感情』と『感覚』は、その人本人しかわからないオリジナルのもの。


最終的に、自分が何かを判断する基準になるもの。


それを否定されると、何を信じていいかわからなくなる。




だから、どんなくだらないと思っても、


「そっか」


と受け入れ、


「じゃあ、どうする?」


と本人に判断させるようにしてる。



選択肢は提示するけどね。





本人も、受け入れられれば、意外とすんなり、


「いや、でもやっぱり学校行くわ」


って言うこともあるし。







以前は、


『泣くのは悪いことだ』


『子どもを泣かせたらダメだ』


と思い込んでたから、


泣かないよう、困らないよう、


ものすごく先回りして色々やってた。


特に上の娘に対して。






そしたら、娘が、なーんも自分で判断できなくなってた。


勉強はめっちゃできるし、


先生の言うことはよく聞くけど、


自分では何も決められなくなってた。






だから、今は「勉強しろ」も言わない。








そしたらある日、下の息子が、辞書を開いて、



でっかく『睾丸』って書いて練習してた。笑


A3用紙に。笑





わたしはそれを見て、


「『睾丸』って、『幸』が入ってるんだね。」


ってコメントをした。





そんなやりとりが楽しい。