あー、やっとわかった。
一番のキーパーソンはじーちゃんだ。
小さい頃、父方の祖父母と同居してた。
じーちゃんは、とても頑固で厳格で厳しい人。
きれい好きで、きっちりしてて。
そんな人だったから、叩かれたり怒鳴られたりすることもあった。
そんなじーちゃんから、守ってくれない母、逃げる父、それが嫌だったんだ。
あー、すっきりした。
母自身、自分の親から守ってもらえなかった人。
ばーちゃんは、実母(=私から見て曾祖母)が早くに亡くなり、
継母からひどい扱いを受けていたらしい。
そんな祖母だから、怒鳴るじーちゃんから子ども達を守ることもしてこなかった。
そうやって育てられた父も、自尊心ボロボロで。
そんな両親だから、家の中ではじーちゃんが一番強かった。
母は、じーちゃんに文句つけられないよう、じーちゃんを怒らせないように、
子ども(=私や兄)がうるさいと怒るし、きれいにしていないと怒る。
母の行動のもとは、『舅を怒らせない』だ。
そして私の行動のもとも、『じーちゃんを怒らせない』だったんだ。
『怒鳴ったり殴ったするじーちゃん』が私の中の『男性像』だった。
旦那に、自分のじーちゃんを投影していたんだな。
だから、何をするにもなんか怖かったんだ。
めちゃめちゃすっきりした。
じーちゃんが悪者ってわけじゃない。
じーちゃんだって、実母が早くに亡くなってるし、
ひーじーちゃんがこれまたすごく強烈な人だったらしい。
ひーじーちゃんの武勇伝(?)を聞く感じ、
きっとひーじーちゃんも小さい頃に守ってもらえなかった人なんじゃないか、とも思う。
(諸事情により、それ以上はさかのぼれない)
加害者は元被害者だ、
とは、ナリ心理学の中の言葉だけど。
あーもう、ホント、どこにも『悪人』はいないんだな、
って思ったら、
この連鎖をわたしが断ち切って、
子どもも、親も、祖父母も、
みんなまとめて愛することしかできないな、
と思った。
ちなみに、じーちゃんはちょっとプーチンに似てるんだよな。
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色素薄い感じとか、顔が細長いところとか、ガタイが良いところとか。
じーちゃん、ロシアに抑留されてたしな。
