実家に行ったら、甥っ子が「サンタさんにもらった」っていうおもちゃが置いてあった。


わたしときょうだいとで、


「うちらの時代はクリスマスなかったねー。」


「かたくなに、うちは仏教徒だから、って言われたよねー。」


って話で盛り上がった。




なぜか1度だけ、クリスマスにホワッツマイケルのぬいぐるみが置かれたことがあるけど、



プレゼントを置く時に電気つけられたから起きちゃって、


次の日気を遣ってわざとらしく喜んでみせた記憶がある。



サンタがいないのわかってたし。







っていうか、そうだ、思い出した。



そもそも、寝てなかったんだよね。


布団に入っても、眠れないことがよくあって、


1時間ぐらい漫画読んでゴロゴロする、とか、ザラだった。


その日は漫画こそ読んでなかったけど、


まだ全然眠ってなかったんだよ。


だから、母が部屋に入ってくるのもわかったし、


さらに電気つけたもんだから、何やってるんだよ、と思った。








今、我が子たちは布団に入ったら5分で寝たりする。


下の子は、以前は1時間くらい起きてることもあったけど、


今は長くても20分くらいかなぁ。






そんなふうに、わたしは子どもたちの睡眠のこともある程度把握してるけど、


母はわたしの睡眠について全く把握してなかったんだなー。


わたしも何も言わなかったし。


何か言う、という感覚もなかった。


9時になったら問答無用で部屋に行けって言われて、


あとは何も言われなかったから。




頭痛くても、生理痛がひどくても、眠れなくても、


全部、自分でなんとかしてた。






今、娘が割と、些細なことでも報告してくる。


足痛い、とか、ささくれから血が出た、とか。




「そんなこといちいち気にするなー!!」って言いたくなることもある。


でも、それを言ってしまうと、


娘がホントに困った時にそれを言えなくなってしまうんだろうな、


と思って、


ちゃんと立ち止まって聞くことにしてる。





正直、いちいち聞くのはめんどくさい。


でも、ここで拒絶したら、言わなくなるかもしれない。


だから我慢して聞こう。




っていう思考回路。


はー、めんどくさい頭の中。




そして、そのめんどくさいって思ってるのが態度に出ちゃってるんだよなー。


だから、娘も遠慮がち。


言いたいけど言えなくてモジモジして、


その態度が余計にイラっとすることもある。






あー、そもそも。


『娘に何か悪いことが起こる』っていう前提で接してるのがおかしいのか。








悪いことって何か、っていうと、


犯罪、特に性犯罪に巻き込まれることを想定してる。






性犯罪の被害って、周りに早く言えれば解決も早いけど、


なかなか言えなくて後々大変になることがよくあるらしい。


そういう話をできる関係性を作るには、小さい時からなんでも話せる雰囲気を作ることが大事らしい。



っていうのを聞いて。




だから、イライラせずに聞かなくちゃ、と思ってる。





悪いことが起こる前提で、義務感で会話しようとするから、居心地が悪いのか。


目指すのは、


普段から楽しくて、子どもの話聞くのも楽しくて、


そんな関係。





悪いことも起きるかもしれないけど、


悪いことが起きたって大丈夫、


この子なら大丈夫、っていう信頼感。




あー、そうなると、


最終的には、わたしが、


『この世界は大丈夫!』


って信頼してるかどうか、なんだなー。