ずっと、母のことが嫌いだった。
嫌いすぎて、どこかで読んだ、
『好きの反対は無関心。嫌いって思ってる時点で関心があるんだ』
っていう文章を見て、
「ああ、もう無関心でいよう」
と思うくらい嫌いだった。
あるときふと気づいた。
わたしも、自分の子どもたちに同じことをしている、と。
母は毒親だったけど、今まさにわたしが毒親だ。
まもなく10歳になる娘も、
20年後、30年後、
わたしと同じように、
「お母さんは嫌い。生きづらい」
という思いを抱えて生きるんだろう、と。
娘をそんな風にはしたくない、と思ったので、
本気で自分に向き合うことにした。
そんな記録。