商品写真はあるのに、SNSに載せる動画がない。撮影し直す時間も、編集を頼む余裕もない。少人数でお店を回していると、動画づくりはつい後回しになりますよね。

そんなときは、画像から動画を作るAIを使って、1枚の商品写真からSNS用ショートを作れます。Seedance 2.5で試すなら、最初に考えたいのは「どの写真を使うか」と「何を動かすか」の2つです。

凝った演出を詰め込むより、商品の形が伝わる写真に、小さな動きをひとつ。今回は、商品をゆっくり回す、カメラを寄せる、表面に光を走らせる、といった見せ方に絞って紹介します。

画像から動画を作るAI|商品写真をSNSショートに

画像から動画AIでできること

画像から動画AIは、静止画を参考にして、動きのある映像を生成するものです。写真に写った商品をもとに、カメラの動きや光の変化を文章で指定できます。ただし、指定した動きがそのまま再現されるとは限らないため、生成後の確認は必要です。

Seedance 2.5は縦型の9:16に対応し、1回の生成で最長30秒の動画を作れます。商品をスマートフォンの縦画面で見せたいときにも使える形式です。

最初から30秒を埋めようとせず、「この商品のどこを見せたいか」をひとつ決めると、動きの指定も整理しやすくなります。ボトルなら形、アクセサリーなら表面の光沢、布小物なら柄、といった具合です。

商品写真の選び方

使う写真は、雰囲気のよさだけで選ばず、商品の情報が読み取りやすいかを見ます。私なら、次の3点を選ぶ基準にします。

・主役がはっきりしている:見せたい商品が大きく写り、輪郭が途中で切れていない。

・背景がすっきりしている:小物や柄が多すぎず、商品と背景を見分けやすい。

・ロゴやラベルが見える:文字にピントが合い、強い反射や影で隠れていない。

たとえば、テーブル全体を写した写真より、商品ひとつを正面から撮った写真のほうが、何を見せたいかを明確にできます。セット商品でも、最初のテストでは主役をひとつに絞ると、確認するポイントを減らせます。

縦型にするなら、上下に少し余白がある写真を選びましょう。商品が画面いっぱいだと、9:16に合わせたときやカメラを寄せたときに、ふたや底が切れる可能性があります。

また、写真に写っていない裏面は、その1枚だけでは確認できません。正面写真を使う場合は、大きく一周させるより、正面を保った小さな動きから試すのがおすすめです。

動きの指定は「ひとつだけ」から

「おしゃれな商品動画にして」だけでは、何を動かしたいのかが曖昧です。動かす対象と、その動かし方を分けて書いてみてください。

回転なら、「商品を左右にごく小さく回転させ、正面のラベルは見える状態を保つ」。形を見せたいときの指定です。

寄りなら、「商品は固定し、カメラだけをゆっくり近づける」。ラベルや細部に視線を集めたい場面で試せます。

光の反射なら、「商品とカメラを固定し、表面のやわらかな反射光だけをゆっくり移動させる」。光沢を見せたい場合の指定ですが、実物以上に光らせないことも大切です。

最初の1本では、これらを同時に入れず、どれかひとつに絞ります。たとえば、正面から撮ったボトルなら、こんな書き方です。

添付の商品写真を参考に、縦型9:16の商品紹介動画を作ってください。
商品を中央に固定し、カメラだけをゆっくり近づけます。
ボトル全体が画面内に収まる範囲で動かしてください。
ロゴ、ラベルの文字、容器の形、商品の色と縦横の比率は変えないでください。
背景と照明は一定にし、小物や文字を追加しないでください。

「動かしたいもの」と一緒に「変えたくないもの」も書くのがポイントです。ただし、固定するよう書いても、ロゴや形の保持を保証できるわけではありません。

商品写真の選び方と動きの指定

縦型9:16の作り方

準備するのは、選んだ商品写真と、短い動きの指示です。ブラウザで利用できるため、ローカルへのインストールは不要です。日本語メニューで進めたい方は、画像から動画を作るAIの日本語ページから内容を確認できます。

1. 作りたい動画を説明する

「商品を中央に置き、カメラをゆっくり寄せる」など、見せ方を文章にします。先ほどの例も、商品の種類に合わせて調整してください。

2. 商品写真を追加する

今回は写真から動画を作るので、参考素材として選んだ1枚を追加します。元写真の段階で、ラベルの読みにくさや商品の見切れがないか確認しましょう。

3. 画面設定と長さを選ぶ

アスペクト比を9:16にし、長さや解像度を選びます。最初は短い動画で、動きと商品の見え方を確かめる進め方がよさそうです。送信前にはクレジットの見積もりも確認します。

4. 生成結果を確認して調整する

冒頭だけで判断せず、最後まで再生します。動きが大きすぎたら弱める、商品が切れたら寄りを控えるなど、気になる点をひとつずつ調整します。

コストと時間はどう考える?

登録すると無料クレジットがもらえ、1本分の動画を作れます。まずは選んだ写真で、どんな見え方になるか試せます。

クレジットの消費は、動画の長さ・解像度・設定などによって変わります。毎回同じとは考えず、送信前に生成画面の見積もりを確認してください。

作業時間は、写真選び、指示の入力、生成待ち、仕上がりの確認に分けて考えると予定を立てやすくなります。生成にかかる時間を一律には案内できないので、投稿直前に作り始めるより、確認と修正の余裕を持たせておきたいところです。

小さなチームなら、まず1商品で見せ方を決めてから、ほかの商品に広げる流れが取り組みやすいと思います。

ロゴやラベルが崩れたとき・注意点

動画の雰囲気がよくても、ラベルの文字が変わっていたら、そのまま商品紹介には使えません。生成後は元写真と見比べ、途中のフレームにも不自然な変化がないか確認します。

崩れが見つかったら、「ロゴとラベルの文字を変えない」「容器の形を固定する」と、保持したい要素を具体的に書きます。そのうえで回転を小さくする、カメラの動きだけにするなど、指示を整理して再確認しましょう。

直らない場合は、その生成結果の公開を見送る判断も必要です。特に、容量や商品名など、購入の判断に関わる文字は丁寧に見てください。

公開前には、次の3点も確認します。

・商用利用:選択したプランに商用利用ライセンスが含まれるか、利用規約とあわせて確認する。

・肖像権:スタッフやモデル、お客様が写る素材は、動画での使用についても必要な確認をする。

・商品の正確さ:色・サイズが実物と一致しているか確認する。光沢や比率の変化で、別の商品に見えていないかも見る。

実物のサイズ感が伝わりにくい映像なら、投稿文にも寸法を添えるなど、購入する方が誤解しない見せ方を心がけたいですね。

9:16ショートの作り方とロゴ崩れ対策

よくある質問

無料で試せますか?

登録すると無料クレジットがもらえ、1本分の動画を作れます。生成する際は、送信前の見積もりを確認してください。

ロゴは崩れませんか?

崩れないとは言い切れません。固定したい要素をプロンプトに書き、生成後にロゴやラベルを確認します。動画の途中で文字や形が変わっていないかも見ましょう。

何秒まで作れますか?

1回の生成で最長30秒です。最初は短く試し、商品に合う動きを確認してから長さを考えると進めやすくなります。

商用利用はできますか?

利用前に、選択したプランの商用利用ライセンスと利用規約を確認してください。人物が写る場合の肖像権も、別途確認が必要です。

失敗したらクレジットは戻りますか?

プラットフォーム側の失敗で結果が出ない場合は、一般的に返却されることがあります。ただし、必ず戻るとは断言できません。返却の対象や条件は、利用時の案内やサポートで確認してください。仕上がりが好みに合わない場合も、同じ扱いとは限りません。

まずは、商品の魅力が伝わる1枚から

商品写真をSNS用ショートにするなら、最初の一歩は「主役がはっきり写った写真を選ぶこと」。そこに、回転・寄り・光の反射のどれかひとつを指定し、変えたくないロゴや形も書き添えます。

いきなり何本も作るより、まず1商品で、見せ方と確認の流れをつかんでみてください。手元にある商品写真が、次の投稿を作るきっかけになるかもしれません。

日本語ページで設定や利用条件を確認しながら、Seedance 2.5で試してみる。