フラメンコに何を求める?
私は、自己の解放
カルチャーフラメンコの発表会では、
みなさん、ほんとに一生懸命おどってらっしゃって、
月に3~4回のレッスンで、これだけしっかり踊れてらっしゃるなんて
すごいなぁと感心させられました。
一方、みなさん、一生懸命が前面に出過ぎてて
楽し気な雰囲気を出してる方がいらっしゃらない。
もちろん、心の中では楽しんで踊ってらっしゃると思います。
踊り終わって、楽屋に帰ったらみなさんきっと笑顔でしょう。
だけど、踊ってる最中にも、
もっと楽しみを感じてもらえたらな~って思います。
この発表会に限らず、スタジオレッスンでご一緒させて頂いてても
やっぱり、同じことを感じます。
特に、歴の浅い方は、まだ、自分がやってることが
正しいのかどうか、自信が持てず、遠慮がちな踊りになりがち。
まずは、正しい動きについていけるように頑張る!
そんなカンジでしょうか。
気持ちはとっても良くわかる。
私もそうだったから。
ってか、今もそうだから(^_^;)
でも、「正しく踊れる」ようにはならないんじゃないかな。
っていうか、「正しい」踊りなんかないんじゃないかな。
先生は、色々アドバイスをくださいます。
「それは間違ってる」的な表現を使われることもあるでしょう。
でも、それは、レッスン中に、短い言葉でアドバイスをする中で
そういう表現になってしまってるだけ。
レッスン中は、先生もテンション上がってるから、
ちょっと語気が強くなっちゃってるダケ(^_^;)
「決められた振りと違ってますよ~」
「その動きでは、素敵になりませんよ~」
その程度の意味合いだと思います。
踊りは、〇×では判断できないんですよね~。
ただ、先生がアドバイスを下さってるということは、
何か、改善すべき点がある。改善の余地があるのは間違いないんです。
「自分は、間違ってるんだ~」「叱られちゃった~」って思うんじゃなくて、
「おっっ、ここはもっと良く出来るトコロなんだな。
何が問題になってて、どうやったら良くなるのかな。」って受け取ると
踊りもどんどん良くなっていくと思います。
って、言うのは簡単なんですけどね~~
ちなみに、私、注意された瞬間、
「うっっ、間違ってるのか!!」って思っちゃいます(^_^;)
これは、反射みたいなものだから、止められないかな(^_^;)
その後、「じゃ、良くするにはどうすればいいかな~」って考えて
こっそり変えていきます(笑)
で、こういう、踊りを良くするための注意を頂くコトと
自分がどういう風に踊るかは全く別問題。
自己の解放、なんて言うと
小難しくて、何をどうすればいいの?ってカンジするけど
要は、「ここバンってやりたい」「ここでエイッってやりたい」
「ここドラマチックに~」なんてのを、どんどんやっちゃうダケ。
思った通りを、思いっきりデフォルメしてやっちゃえ~。
そしたら、「おお、気持ちいい!」ってカンジがする。
それを、どんどん重ねていくだけ。
その方が、絶対楽しい(^^)/
日常の私は、自分で言うのもなんだけど
割と遠慮とか気を遣うとか、やってるつもり(笑)です。
そこから離れて、自分の世界で好き勝手出来ちゃうのが
私にとってのフラメンコ。
自分が素敵って思うこと、自分がイイと思うことを
どんどんやっちゃう。
バックの音と自分が調和出来てる方が素敵って思うから
バックの音と合いたいと思う。
外れたら申し訳ないから、気を使って合わせようとしてるわけじゃない。
そして、その合わせるやり方に、もっといい方法があるから
先生がアドバイスを下さる。
アドバイスを取り入れてみたら、
もっと素敵だな~って思えるパフォーマンスに出会える。
それを繰り返してる。
もっと素敵になる方法をアドバイスしてもらうには、
まず、自分が素敵って思うものを出す。
それを見たら、先生も、もっと素敵になる方法がアドバイスできる。
一緒に、素敵な踊りやりましょ~(^^)/
La Marelu (cante) & Paco Cepero (toque) – Tangos / cc English, Español
耳馴染みのあるタンゴ。
歌い方が素敵ですよね~。
情熱的で、いかにもフラメンコ!
「踊る意味 自己の解放」で画像検索
↓のサイトから画像をお借りしました。
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