春巻きは元医療職員です。
私の勤めていた病院はそこそこ大きい病院でした。
昔ながらの年功序列や派閥などがはびこる(?)世界。
若手が努力しても、それが出世に反映されることは中々なく、やる気からつぶされることは当たり前の組織でした。
仕事を頑張りたい。もっと知識や技術を極めたい。資格試験をとりたい。
その目的は出世であったり、自己啓発であったり、人それぞれです。
目的はどうであれ仕事に関わる事であれば、上司は応援してあげるべきだと思うのです。
だけど平気で、
『ちょっとそれに挑戦するには早すぎるんじゃない?』と勝手にヒトの限界を決めてきたり、
まずは『私(上司)がその資格をとってからにしてくれる?』とか言ってくる人も居ました。
いつまでたっても上司は資格をとる気配はないし、序列を待っていたらカビが生えちゃいそうな感じ。
(もちろん、春巻きは上司のいう事なんて聞きませんでした。)
《一記事一絵チャレンジ》言いづらい事もあるだろうけど、周りから固めるのはやめてほしい。
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理想を高く語る上司は多かったものの、それが現実に移されることはなかった。
言っているだけで、なんだかんだ理由をつけて実行しない人ばかりだったから。
何かを挑戦する前から、どうせこうだから…って理由をつけて諦める。
諦めることも当たり前、つぶされることも当たり前な腐った世界。
理想論を語るだけだったら、誰でもできる。なぁ!そうであろう?←誰?(笑)
お手手を動かさずにおしゃべりばかりしている上司たちの下で、業務を終わらせるためにせっせと働いてきました。
おかげで「春巻きは仕事が早い。」っていう評価はもらえてたけど、
それは評価を上げたくてやってたのではなくて、残業したくなかったから。
時間内に終わる仕事なら、時間内に終わらせるのは当たり前ですよね(ってずっと言ってきたけど直らなかったZE)。
出産後はますますワンオペ育児で残業したくなかった。 ただそれだけなのに。
もうわかると思いますが、私は向上心のない上司たちが嫌いでした。
(※もちろん全員ではありません。尊敬する人も数名いました。)
別に、「お前らもつべこべ言わずに資格とれよ!」とかそういう事を思っていたのではなくて、
自分の語る言葉に責任をもってほしかったし、行動で示してほしかった(要するに仕事してください…ってだけ)。
私はぜったいにそんな上司にならない。
そうとう心も腐って、純粋に向上したいだけで頑張っていただけじゃなかった春巻きの職員時代。
やさぐれてはいましたが、
後輩に寄り添う事だけは手を抜きませんでした。
後輩たちは向上心の塊で、その芽を絶対につぶしたくなかった。
(…と言いつつ、職場を辞めてしまった私は他の上司と変わらない。)
こんな感じで、春巻きはツンツン尖がっていたものだから『あいつは上の言う事聞かないやつ』って思われていたはずです。
そんな中、離婚をして周りからは
『(シンママで)1人なのに頑張ってるよね~』とか、
(業務時間外に)『大変だろうから、もう帰っていいよ~』とか、
お門違いな気遣い(同情?)を受けることが多かった。
私はそんな気遣い求めてない。
(本当にそう思ってくれるなら、しゃべってないで仕事してくださいよってしか思ってなかった)
今思えば、彼らも本心でそう言ってくれていたのかもしれませんが、当時の私の心は素直に受け取れないほどやさぐれていました。
陰で好き勝手言われていたのを知っていた…というのもあるかもしれません。
自分の周りから固めて、あることないこと噂して何がおもしろいのか、正直私には理解できませんでした。
ていうか、言いたい事あれば、直接私に聞いたり言ったりすればいいじゃん?
(それに正直に回答するかはもちろん自分で決めますけども)
陰口を言われるってことは、春巻き自身にも問題があるってことなんですけどね くそぅ(笑)
←思ってもいないゴマすりとか絶対無理だから…(世渡り下手くそ)
ほとほと嫌な気持ちになっていた時、テレビでフィリピン留学の番組特集を見たんです。
当時、英語学習を独学で行っていて、『親子で留学できる』っていうところにすごく惹かれたんですね。
これなら私でも挑戦できるかもしれない…
もちろん、仕事をやめたら無職、無収入になる。
不安はありました。
だけど、仕事にもだいぶ疲れていたし、上司たちとこの先ずっと付き合っていける自信も無かった。
このやさぐれた心を正すには、自分も初心に戻る必要がある。
転職しなくては…なんて思っていた矢先だった。
本当に偶然ですが、そのときパートナーも語学留学を考えていたんです。
パートナーがいたら母子2人よりは心強いし、ありがたい。
よし、仕事辞めてフィリピン行こう!
と、思い切って決めました。
その後、10年以上続けていた仕事を辞めて、フィリピンに飛びます。
初めての家族での異国留学。
そこには期待も不安もいっぱいでした。
だけど、仕事で凝り固まった心や、やさぐれた考えを変えてくれたのが、ここ、フィリピンでの生活だったんです。
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