車の修理完了報告としゃぶ葉(ラムとカニ) | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

車を修理に出していたディーラーから連絡があった。

 

「保険金の範囲内でしゅうり修理(*1)できましたぁ~」ってさ。

念には念を入れて保険会社に「本当に大丈夫ね?」と数回念押しをしてくれたらしいよ。

ありがとう。

 

本当は今日にでも音速を超える速度で引き取りに行きたかったけれど、こう言う時に限って用事があるのが世の常。

 

そして、明日、明後日とディーラーの定休日。と言う事で車の引き取りは12月4日に引き延ばされることになった。


今日も夜眠れなかった。

そして、今日は友人を通して知人の「単純で誰にでもできて、すぐに終わる(*2)作業」って奴を手伝う約束をしていた。

 

本当、人の話は鵜呑みにするもんじゃないぞ…って話でさ、「単純すぐに終わる作業(*2)なら寝る前に済ませてしまえぇぇぇ」と手をつけたら、確かに単純作業だったけれど、操作を自動化することもできない程度には複雑というか人の判断を要する作業で絶対すぐには終わらない。(*2)それを黙々こなしていたらあっという間に数時間が経過していたよ。

 

もし、そのディーラーからの電話を受けて今日引き取りに行くとなったら、当然その後は妻のお迎えがセットになる訳で、約40時間全く眠らずに車を運転したりして過ごす…老体には拷問以外の何でも無い行脚をする事になっていたよ。

そんな体調だったこともあったので、車の引き取りを後日にしたのは正解だね。

 

車の修理がどんな出来になったか、基本は部品を交換とプロの行う板金なので、そこは多分問題なく仕上がっているだろうけれど、今回一番気になるのは、左前フェンダーの塗装色が他の古い色とどれだけ合っているか…それに尽きるかね。

 

本来なら、新しく塗った部分(左前フェンダー部分)と既存の部分(左前ドアとか)の色違いを目立たなくするため少し既存の部分まで広めに塗装を施して、新しく塗った部分の周辺を暈かし塗装することで色の違いを目立たなくするのだけれど、その工程だけで数(*2)万~十数万円を要するので、修理費用を抑えるためにその工程をカットしたんだ。

 

いくらプロの塗装屋さんがやることでも限度はある。それを理解した上での工程カットなので、出来上がりに文句を言う事は無いけれど、どれくらい色に違いが出るものかなと興味はあるよね。

まぁ、楽しみは後日に取っておく。


12月4日は、私たち夫婦の入籍記念日って事で元々どこかで食事をしようって話をしていたんだ。

 

若い頃は少し値の張った、普段は余り行かないような気張った店などに行っていたのだけれど、もう老齢になった今は、そんな見栄を張ることも無く、今回はしゃぶ葉の「ラムしゃぶ麻辣湯(まーらーたん)」コースフェア(*2)を楽しむことにした。

 

妻は、そこに楽しみを見いだしたようで、最近何かとテレビ番組(*3)放送されている(*4)しゃぶ葉のタレを組み合わせて楽しむみたいな(個人的には安易なと言いたい)番組があるようで、そんなの(*2)中で面白そうな組み合わせをピックアップしているようだ。

 

一応、これを書くにあたり情報を確認するため、しゃぶ葉を検索したら、こんなのを見つけたよ。

 

しゃぶ葉で数量限定、大人8,999円(税込9,899円)だそうだ。

ほぼ1万円かよ…

 

カニってさ、漁の解禁が12月1日だよね。

夏場のカニ何ちゃらって奴は、全部冷凍保管品の放出と思っているのだけれど、この時期のだとどうなんだろうね。

まぁ、日本で出回るカニほぼ全ては漁場から持ち帰る際に冷凍保存されるから、生のカニを食べる機会は殆ど無いのは知っている(なので、この告知の「『生』本ずわいがに」というのはどう言う意味の「生」なのか興味のあるところだ)。また、その時の冷凍も一般家庭の冷凍庫とは違う大型冷凍庫で一気に冷凍するし、保管も-50度あたりでの保管(*2)だから、一般常識の通じるところでは無いのも分かってはいるけれど、どうしても「1年保管(*2)していたカニの(入替のための)放出を、宣伝に乗って高値でありがたがって食べるのは如何なものか」って穿って考えちゃうんだよ。

 

もしかしてそんな保存品放出では無く、新たに今年獲れたカニをかき集めているのかもしれないけれど、どっちか分からないものに…

 

と言うひねくれ者の穿ちもあるのだけれど、もう1つの理由としては私が田舎もんだって事も関係しているんだよね。

今までにも何度か書いたことがあるけれど、新潟の片田舎で育った私は、親戚の多くが農業従事者で、米はもちろん、野菜や果物も基本は親戚が作ったものを分けてもらえる…一部はある程度お金を払っていたものもあると思うが、基本は農業の手伝いをしたり、その日卸した余りとかそんなものを持ってきてくれていたなど…結果、米や野菜・果物は基本新鮮なものしか食べたことが無かった。

 

結果、上京した当初は、スーパーで「新鮮」ってポップを掲げて売られている野菜を見て、素直に「これ傷んでますよ」と店の人に忠告して「はぁ?」と嫌な顔をされたりした(が、採れたてのものしか目にしていなかった私には流通の関係で数日を経過した野菜や果物はそう見えた)(*4)し、状況上京(*1)初日に刺身を買って「状況上京(*1)祝い」をしたのだけれど、。(*2)その時「上京したのだからこちらの環境に馴染む」と醤油や味噌をスーパーで買ったのだけれど、その醤油を刺身に掛刺身にその醤油をつ(*2)けたら(化学調味料の味で)不味くて吐き出してしまい、慌てて祖母手作りの味噌と、田舎の夏には白カビが生える(保存料を使っていない)(*4)醤油を送(*1)ってくれと嘆願したりしたんだ。

 

流石に漁業従事者は親戚にいなかったけれど、海は近いので漁師の奥さんが自転車に魚箱を括り付けて行商に来るし、魚屋さんでも新鮮な魚が普通に売られていたし、時代的に季節になれば鰯などが「値段が付かないので好きなだけ持って行って」と只で配られることも良くあったよ。

新潟と言えば鮭が有名だけれど、私の家も冬の季節になると鮭は1匹まるごと買うのが通例だったし、当時はゴミ同然だった卵も醤油につけてイクラにするのが常。「またイクラぁぁぁ?」ってイヤイヤ食べてた。「大人になったらイクラなんか食べなくて済む生活をしたい。貧乏は嫌だぁぁぁ」って感じかな。←別の意味だが願いは叶った(*4)

 

そして冬になるとやってくるのが「カニ」。

毎日という訳ではないけれど、結構頻繁にカニも食卓に上がっていたよ。

上京した後で久し振りに正月に帰省した時は、毎日毎食カニが出てきて、もう勘弁してくれって感じになるくらいカニは一般的だったんだよ。

 

いつの間にか、カニもイクラも高級品になってびっくり。

スイカもトウモロコシも「貰うもの」であって、買うものじゃ無い。

鶏(うちの場合は軍鶏(しゃも))は肉屋で買うのでは無く、自分で締めてさばくもの。

卵は養鶏場のケージからまだ温かいものを自分の手で取ってくるもの(清潔さという観点から、今はこれできないだろうな)。

牛乳は基本流通しているものだけれど、親戚の家に行けば、その場で絞って薬缶に入れて温めてくれる物。

タケノコや山菜は自分の家の山に入って採ってくるもの。

 

そんなのが当たり前の生活をしていたんだから、「カニに1万円?」ってなっちゃうんだよね。

妻とも一応相談したけれど、「カニに1万円はあり得ないよ。それよりラム!」で完全一致。

私たちにはカニよりラムが贅沢品なんだ。

妻は東京育ち(生まれだけは福島)で、基本好き嫌いは無いのだけれど、好き嫌いが無いだけに特別カニが高級である価値を見いだしていないようだ。

つまり、おいしいとは思うけれど、高級品として特別ありがたがったり、機会があれば飛びついてでも食べたいという衝動は無いと言う事。

 

私はカニはおいしいと思う。けれど、高い金を出してまでその辺の店で食べたいとは思わない。食べるなら間人(たいざ)のカニ。一生に一度は…と言う野望(?)はあるけれど、後は偶々季節に産地に行ったらって言うのはありかもしれない。けれど、冬の産地に行くって基本無いよなぁ…

 

可能なら冬にのんびり香住の民宿でカニを肴(*1)に一杯とかね。

妻が仕事を引退したら、夫婦揃ってのんびり(妻の好きな)鉄道旅…そんな時の目的地としては良いかもね。でも、まだまだ遠い先の話だな。

妻の仕事引退と私が寝たきりになるのとどちらが早いんだろうと考えるこの頃である。

 

盛大に話を逸らしてしまった。

 

兎に角、12月4日は車を引き取ってから、オーケーで牛乳の買い出しをして、妻を迎えに行って、しゃぶ葉で静かにお祝いをして帰宅…楽しみな1日になりそうだ。


*1:2025/12/02 11:15 誤字訂正

*2:2025/12/02 11:07 表現訂正

*3:2025/12/02 11:01 冗長削除

*4:2025/12/02 11:10 文章挿入