既に書いたことがあるかもしれないけれど、ちょいと探して見つからないので「ボツ稿』に書いたことだと信じてメモ書き…
COFO Chair Pro2を使い始めて1週間ほど経過。
この時点での感想…
座面
座り心地は満点
通気性が良いのも大満足。
肌が直接触れると少し痛い(生地が硬いのか?)のがちょっと難点。
背もたれ
悪くはないんだと思う…
「思う…」って言うのは、ヘッドレストとランバーサポートに挟まれ、肩甲骨の辺りしか触れないから。
でも、IKEA MRKUSと同様メッシュ地の背もたれは通気性も良さそうで、さわり心地も良い。
ランバーサポート
腰をサポートする機能だけれど、ちょっと前面に出すぎかな。
ランバーサポートと背もたれの一体感がなく、「この椅子はランバーサポートで背中を支えるんだからな!背もたれなんざおまけですよ。偉い人にはそれがわからんのです!」とでも言いたそうな目立ち方。
今まではIKEA MARKUSの背もたれに、ダイソーで購入した後付けランバーサポートを付けていた。後付けの数百円のランバーサポートらしくフニャフニャですぐに潰れてしまうようなランバーサポートだけれど、背もたれの仕事を邪魔せず、必要な分だけサポートをしてくれる奥ゆかしさがあった。
どちらが良いかは、まだCOFOの方の使い込み時間が短すぎるので判別できないけれど、今現時点での感想で言うならこの件に関してはIKEA MARKUS+ダイソーランバーサポートの方が好みだな。
ランバーサポートの上下調整が出来ないのが一番の減点ポイントなのかな。
Premiumならできる機能だと思うのだけれど、この椅子では機能を削除されたのが痛いね。
背もたれの上下調整は4段階くらいできるのだけれど、背もたれのカーブとランバーサポートの位置が腰の保護には重要なんだよ。その位置関係が固定って言うのは如何なものかなと。
ランバーサポート自体の角度も数段階調整できるのだけれど、自分の腰に合わせようとすると上側の角が当たって違和感があるんだ。
まぁ数万円をケチってPremiumにしなかった代償って思うしかない。
でも、もう少し時間を掛けて背もたれの高さとランバーサポートの角度をあれこれ組み合わせてみれば、もっと最適な位置が見つかるかもしれない。そこに希望を持っている。
肘掛け
肘掛けは要改善。
椅子に座った状態で、肘掛けを肘掛けとして使う分には何の問題も無く、とても良く出来た肘掛けだと思う。細かい調整が出来るので、その時必要な位置に肘掛けを持って行くことが出来ることは秀逸。
しかし、これから椅子に座ろうとして肘掛けをつかんで椅子を引っ張ると、肘掛けが動いて肩透かしを食らう。
肘掛けの上下調整はロック機構があるのに、前後左右方向の調整はロック機構がなく、引っ張ったり押したりしたら簡単に動いてしまう。
確かに上下方向に対しては事故の元になりかねないのでロック機構を付けるのは分かる。それに比べ前後左右は危険度は少ないし、面倒なロックなど無い方が簡単に調整できる。それは分かるけれどさ…
例えば肘掛けをつかんで体を上に押し上げて立とうとすると、肘掛けが前方向に移動して力が抜けてしまうとか、前述したように椅子に座ろうと椅子を引き寄せるために肘掛けをつかんで引き寄せたら、肘掛けが外側に向くだけで椅子は動かなかったり…
ここが広い場所を確保した事務所だとか大邸宅なら、椅子を思い切って後ろに引いて立ち上がれば良いだろうし、椅子の背もたれを持って引き寄せれば何の問題も無く引き寄せられるだろう。しかし、私の家では、とても狭い部屋で壁と机の間に挟まって座るレイアウトのため(狭い部屋(リビング)で、テレビを見る妻と共存するため、一般的な壁に向かって机を配置する訳には行かなかったんだ。そうすると椅子が部屋の中央方向へ動き、妻のテレビ鑑賞を邪魔しちゃうからね。初めから「パソコン作業の作業領域はここまで」と区切られる今の形が必要だったんだ)、椅子を思い切り後ろに引けないんだ。
だから椅子から立ち上がる時は椅子から出られるだけの隙間が空いたら、それ以上後ろに下がらないよう留意しながら立ち上がる必要がある。そんな状況だと肘掛けを握って体を上に引っ張り上げるのが一番楽なんだよ。座る時もスペースに制約がなければ背もたれを持って適当に椅子を引っ張れば楽なのは重々承知している。でも、そんなスペースがない。背もたれを持って椅子を引っ張ると、結構な確率で背もたれと本棚に手を挟まれる。それを防ぐためには肘掛けを持つしかないんだよ。
そんなチープな環境でこの椅子を使うって想定はないのかもしれない。
でも、そんな環境でも使われるんだよ。
だから声を大にして言いたい。
「肘掛けの前後左右移動にもロック機構を付けてくれ!」
とね。
リクライニング機構
かなり力が要る。
以前にも書いたけれど、妻がリクライニングさせるのはかなり苦労するくらい力作業。
また、リクライニングのロック位置は4段階かな…兎に角この面でももう少し多段階でロックできたら良かったのにと思う。
作業をする時、一番前に倒した状態だと前のめり過ぎるし、1段後ろに倒した状態だと後ろに傾きすぎて「その中間が良いのに」とちょいとイライラする。
ガスダンパー
COFOから「ダンパーを脚に取り付けた状態の説明書のイラストと実際の見た目が違う」けど、近々修正するからねって広報があった。
私は脚にしっかり差し込まれているし、座面も問題なく付いたしって事で、説明書のイラストと実物が違っているなんて気にもとめなかった(広報を読んで「へー、そんなことあったんだ」と知った)。
説明書は分からなくなったら読む物…きっちりB型性格なんだよなぁ。
以前にも書いたと思うけれど、期待に比べ上下移動幅がかなり小さく感じる。けれど、私にも妻にも不自由のない高さで調整できるし、何も不自由はない。
フットレスト
便利に使えているのは間違いない。
けれど、いつ壊れるんだろうと気が気ではない。
座面の下に収納されているフットレスト。左右の細い支柱に支えられて前に伸ばす形で使うのだけれど、この支柱がめっちゃくちゃ頼りなく見える。
少し体重が掛かったら折れ曲がっちゃうんじゃね?
上に乗っかるつもりは毛頭無いけれど、体重97kgの私が本当にこのフットレストに脚を乗せちゃって大丈夫なの?
椅子の耐荷重は125kgとなっている。
なので、97kgの私ごときの体重で壊れるような事は無いはず。
でも、本当に大丈夫?
先のランバーサポートと、このフットレストの2点で、この椅子にするかPremiumを無理してでも買うかかなり悩んだんだよね。
ランバーサポートの心地よい場所が見つかり、フットレストも壊れることなく使い続けられれば「この椅子買って良かった」となるけれど、どちらかが「駄目だね」となった時は「たった数万円の出し惜しみでぇぇぇ」と後悔することになりそう。
こんな狭い場所で使う場面なんかないだろうと思っていたのだけれど、いざ椅子が到着してみると、結構使おうと思うと使う場面はある…と言うか場面を作れる。
ちょっと疲れたって思った時、今まではそのままもう少し椅子を前進させて、少し腰を前にずらして脚を伸ばし、机の前に鎮座するソファの肘掛けに脚を乗せてリラックスしていた。
今まではそれが私のフットレスト代わりだった。
でも、高さが微妙に合っていなくて、短時間ならリラックスできるけれど、長時間はフットレスト(ソファの肘掛け)が高すぎて疲れちゃうんだ。
翻ってこの椅子のフットレストは、疲れたと思ったら椅子を90度回転させて通路部分に向いてフットレストを伸ばす。そうすると楽に脚を伸ばせる環境ができる。
確かに脚は楽。でも、心は「壊れそう」って落ち着かない。
どっちが良いのだろうねぇ。
総評
ランバーサポートの位置に違和感があるのと肘掛けの前後左右方向へのロック機構が無い事はマイナスポイント。
座り心地と通気性が抜群な事が大きなプラスポイント。
壊れそうと思わせる華奢な支柱がマイナスだけれど使い心地がプラスなフットレスト
総じての評価は
現状で85点
「肘掛けのロック機構が無い」が-10点
「ランバーサポート」はまだ調整する余地があるので±0点
「フットレスト支柱が華奢」の心理効果が-5点
これらが解決したら100点だね。
余談
今まで使っていたIKEA MARKUS。
座面に熱がこもりやすい…1日8時間くらい座り続けるとその症状が顕著になってくるのだけれど、「そんなに長く座らない」「気にならない」と思えて、「もっと安い椅子を」って言う人ならかなりお勧め。
少なくとも私の家ではほぼ10年使えた。
そんな椅子が3万円。
COFO Chair Pro2の半分程度の価格で買えるんだからね。
右肘かけを止めるネジ穴が1つガバガバになって肘掛けがグラグラするようになってしまったけれど、それは先にも書いた通り、肘掛けをつかんで体を引き上げる動作をするため、必要以上に肘掛けに体重をかけ続けた結果だ。当時の体重は最大115kgあったんだから、その負担はすごかっただろう。それを思えばすごく丈夫な良い椅子だと思うよ。こちらもお勧め。