COFO Chair Pro2がやってきた | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

昼頃、佐川急便がやってきた。
「玄関前に置いといて」というと「すっごく大きな荷物なので…」とアドバイスしてくれる。
玄関に行ってドアを開くと、中まで運び入れてくれた。
ありがたい。
 
椅子だしね。
椅子自体の重量が23kg台って事も事前に知っているから、それなりに大きいと「思って」いたけれど、「思う」事と「体感」することは別って改めて思った。
大きい。重い。玄関先において貰っていたら、家の中に入れるのに一苦労したかも。
一応成人(老年)男子(いや子供じゃないけれど)だし、それくらいの重量は1人で持てるけれど、でも、腰を痛める可能性もある。お願いできることはするのが老人の正しい道だね。
 
家の中に入ってしまえば、後はエレベータに乗せて部屋まで運ぶだけ。
散らかっていることには目をつぶっていただいて、運び入れた時の写真がこちら。

 

後ろに写っているテレビが48インチって事で大きさを想像して欲しい。

 

で、見ての通り部屋が狭すぎて、また本来なら2人での組み立て作業推奨を1人で行ったことも含めて作業風景を写真に撮るなど動き回る余地もなかったので、一気に完成後のしゃしんとなる。

 
組み立てはさほど迷うことはなかった。
 
  1. 脚にキャスタを差し込む
  2. ガスシリンダを脚の上に嵌め込む
  3. 座面をひっくり返して肘掛けをネジ止め
  4. 座面後ろに背もたれをネジ止め
  5. 座面を脚(ガスシリンダ)に差し込む
  6. ヘッドレストを付ける
  7. (付属のハンガーは取り付けない)
と言う手順。
 
ただ、COFOから5月16日付のお知らせでも広報されていたし、箱の中にも同じ情報を書いた紙が同梱されていたけれど、「椅子が入った箱の上にヘッドレストが入った箱を載せた上に座面をひっくり返して置くと肘掛けをスムースに取り付けできる」とあったけれど、私の場合は少なくともこれが全く当てはまらなかった。
 
ヘッドレストの箱を置いても肘掛けの高さには届かないため、結局肘掛けを椅子の入った箱の縁から外に出すようにして片方を取り付け、もう片方は箱の上からずり落ちないよう抑えつつ片手で肘掛けを所定の位置の固定しつつネジを嵌め込む曲芸をしなければならなかった。
 
組み立て自体はさほど面倒ではないし、成人男性程度の力があれば、持ち上げるのもさほど面倒ではなく、組み立て自体も単純だし、使うネジは3種類しかなく、しっかり箱に『どこに使うか」も明示してあるので、これを間違って組み立てるのは至難の業だろうと思う(でも、やらかす人は必ず居ると思うけれどね。フールプループの呪縛は舐められんぞ)。
 
組み立てて思ったのだけれど…

親切なことに、ネジとそれを締め込むための工具が1つ入っている。

こんな工具(六角レンチ)ね。

 
付属の工具としては制度も作りもそれなりに良い方だと思う。
この工具で締め込む必要があるのは、肘掛けと座面の接合、背もたれと座面の接合、ヘッドレストと背もたれの接合の3カ所。

 

正直肘掛けとヘッドレストはこの工具で問題なかろう。

緩んだところで締め直せば問題はないからね。

 

でも、座面と背もたれは他所より太いボルト(M8-20mm) で固定することからも分かるように、それなりの重要ポジションだ。もし、このネジが緩んで抜け落ちたら大事故に繋がりかねない。

座面と背もたれの接合が、もしネジが抜けても落ちない構造(例えば座面の構造の中に背もたれをサンドイッチ状に差し込む構造になっているとか)だったらネジの存在は重要ではないけれど、今回万が一ネジが抜け落ちたら背もたれは簡単に外れて落ちてしまう。

つまりネジの緩みに気がつかず、勢いよく座って背もたれに体重を預けようとしたら、背もたれが外れて…と言う怪我に繋がりかねないって事。勿論そんな簡単に起こる事故ではなく、どちらかと言えば屁理屈に近い事を言っているのは重々承知している。それくらいここのネジは重要だよって事。

 

そして、そのネジをしっかり締め込むにはこの付属レンチでは不十分と感じた。

スプリングワッシャを挟むでもなく、ネジだけ後からで止めるのだから、ある程度の力を入れて締め込まなければならない(もしかして座面側の受け部分がある程度締め込むと変形してネジを押さえ込むような構造になっているのだろうか?多分そんなことはない)。

この付属レンチ、一見使いやすそうに見えるけれど、力を入れて締め込むと持ち手が食い込んで物凄く痛い。

仕方なく、私は愛用のSTAHLWILLE(スタビレー)のラチェットを持ち出して締め込んだよ。

この座面を止めるネジ以外はネジの頭は六角レンチだけが入るようになっていて周囲は丸いのだけれど、座面を止めるネジだけはボルト状の六角形になっているので、元々「できる人は工具でマシ締めしてね」と期待されているのかもしれない。

 

椅子の構造的に、スパナなどではネジを締めにくい。

ラチェットレンチ推奨だ。

 

ビットを取り付けたところ(おまけ)

 
ラチェットレンチを持っていないと駄目かと言うと、そうではない。
当然付属の工具でも問題なく組み立てられる。
が、
 
が、ネジが緩む可能性があると思うので、特に使い始めは頻繁に緩みのチェックをした方が良いんじゃね?と思う次第って事。
当然、私もネジの緩みはある程度定期的に確認して、必要なら増し締めを施す所存。
 
また、他の2カ所も正直な話付属工具を使うより、こんな工具があると使いやすい。
結構長いネジなので、何回もぐるぐる回さなければならない。そんな時、T字型のレンチを回すより、L型のレンチの方がくるくる回しやすいんだよね。
もし、工具を持っている人は、そちらを使う方が良いと思うよ。
image

 

 

座ってみての感想

 

正直な話をすると「まだ慣れていないから」と言う面もあるけれど、座り心地についてはIKEAのMURKESの方が良い。10年近く連れ添ってきたから体に馴染んでいるって事かな。

 

MURKESは体がしっとり収まるのに対し、COFO Chair Pro2は座面の反発が強く、ランバーサポートも主張が強すぎる。

また、使っている場所が狭いと言うこともあり、背もたれを倒すと直ぐにヘッドレストが後ろの本棚に当たるのも問題だ。早々にヘッドレストまたは本棚の問題の部分に衝突軽減の保護テープを巻く必要がありそうだ。

 

ではなぜMURKESを手放したのか。もう一度MURKESを買い直さなかったのか…

それは、MURKESの座面がとても蒸れるからなんだよ。

今の時期でも、私のいる部屋は既に冷房を入れないと35度近い室温を記録する。それくらい熱い部屋でMURKESに座っているともう蒸れて蒸れて仕方がないんだよ。

このCOFO Chair Pro2は座面がメッシュで通気性に期待できる。

それが一番の…いや唯一の椅子買い替え衝動の原点なんだ。

 

数時間座って、既に座面の反発には慣れてきた。

ランバーサポートもまだ違和感はあるけれど、腰の負担が減っている実感はある。

MURKESにもダイソーで買った後付けランバーサポート付けていた。

それが無いとMURKESでは腰痛の心配がある。

そのダイソーのランバーサポートより飛び出ているので違和感を感じるけれど、腰へのサポートを考えたらこちらの方が好ましいと思う。慣れの問題だな。

 

あと、もう1つ。

数時間座って感じるのは、背もたれを倒すのに結構力が要るのが難点かも。

肘掛けを持って後ろに力を入れようとしても、肘掛け自体が前後にスライドする機能があり、それが動いて背もたれを後ろに倒す力を補助してくれない。

MURKESの時はちょっと後ろに倒れ込めばスムースに座面が後ろに倒れてくれたのに、こちらの椅子では「ふんっ!」って感じで踏ん張らないと倒れていかない。

 

数時間使ったところでの不満点

  • 肘掛けが簡単に動いて体の動きを妨げる…ロック機構を付けて欲しい
  • 背もたれを倒すのに「ふんっ」と木張りが必要…テンション調整機構が欲しい(ならPremiumを買え?)
どちらももう少し使っていけば慣れると思う。
 
あと、ちょいと期待と違っていたところ
  • 背もたれの倒れる角度が期待以下…もっと倒れるかと思っていた。MURKESの方が倒れる気がする
  • 昇降幅が小さい…「え?こんだけ」って言うのが正直な感想
どちらも実害はない。
そんなもんですねってだけだけれど、期待通りではなかった。
特に背もたれの倒れる角度はかなり浅く、フットレストを出して足を乗せ、フルリクライニングして寝る事が出来るかと言ったらかなり無理がある。
ロードスター(MB9) で寝るくらい覚悟がいる…分かる人にはこれで分かって欲しい。
分からん人には、「足は伸ばせるけれど、腰の曲がり方がきついので『寝る』体勢にはなれない。あくまでも「背もたれを倒して休憩する」程度だね。
MURKESではもっと深く倒れて、結果椅子で寝落ちすることは日常茶飯事だったけれど、この椅子ではかなり無理がありそう。
まぁフットレストの作りが結構ちゃちで、体重を預けて寝ていたら簡単に壊れそうなので、このくらいの方が良いのかもしれない。フットレストは緊急対応と思っていた方が良い感じ(実際にはどれくらい強度があるのか知らん。頼りなく見えるし、使ってみても結構支柱がしなるので不安になるので「そう思った」だけ。あくまでも個人の感想だからね)
 

 

  総評

 

あれこれ書いたけれど、かなり気に入っている。
不満点は「今はそう感じる」って事で、これから変わっていく可能性大。
 
メッシュの座面は既にその威力を感じているし、期待しかないよね。
末永く活躍してくれることを祈る。