一応主夫なので、日頃の料理は私がこなしている。
最近、妻から「おいしいもつ鍋が食べたい」とリクエストされ、何度か作っては味を調整しと繰り返している。
- 下処理でもつをどれくらい茹でこぼしたら良いか
- 出汁はなにでとるか
- 野菜とのバランスはどれくらいか
まぁ考えることは多いね。
そんな中で一度伊藤ハムの「こてっちゃん プリッとした牛もつ入り 牛もつ鍋スープ」ってのを買ってみた。
もつ鍋ってタイトルの料理で、2人前のもつがこんな量って、これは正しいの?
うちでつくるもつ鍋では、もつはこの鍋一面に広がる位(200~400g)は入れているけれど、それが間違えているのかな?
ついでに、市販品だと仕方が無いのだけれど、味も塩っぱすぎて普段薄味の私たち夫婦には食べるのが辛い味だった。でも、多分これが世間一般に受け入れられている味なんだとは思う。
うちで作る鍋は、鰹節を削って、利尻昆布とで出汁を取って、そこに砂糖とみりんと酒、醤油で味をつける。500cc程度の出汁にせうゆ以外は大さじ1程度、せうゆは味を見つつ大さじ1.5~3程度の間で調整する。薄口醤油を使う方がスープの色は薄くなるけれど、塩分が半端なく強くなるので、うちでは殆ど使わないかな。
もつ鍋に鰹節出汁より、あご出汁が合うんじゃね?と妻から提案があった。
普段はあご出汁も用意しているのだけれど、たまたま在庫を切らしていたので買うことにした。
いつもと同じでは面白くないので、改めて物色して選んだのが「博多限定 茅乃舎 あごだし」
なぜこれを選んだかに深い意味は無い。
たまたま目立ったからかな。
わくわく到着を待ち、早速使ってみた。
…ため息。
これはあご出汁じゃなかろう?
ってか、余計なもの入りすぎ。
私が欲しいのは、あご(トビウオ)でとった出汁なの。
それ以外の調味は自分でする。
なのに、これはあごの他、いわし煮干しやら、かつお節、昆布、うるめいわし節、椎茸、デンプン分解物、酵母エキス、食塩、粉末醤油、発酵調味料が入っているのだそうだ。
結果、400ccの水に1パックを入れルのが推奨だそうだけれど、このパックだけで塩分1.2g!
正直に言う。
「あほか!」
ダイエットで1日の塩分摂取量を8g以内に抑えようとしているのに、たかだか出汁で1.2g。ありえねー。
いや、作った出汁を全部飲み干す訳じゃない。そこで1.2gだとしても、鍋物なら飲んでしまうスープ量から言えば0.3g程度と思えば良かろう。でも、多すぎる。そして、実際にスープを飲んでみても塩っぱすぎ。塩(*1)味が濃すぎてうちの料理では持て余してしまう。
先にも書いたように、この塩っぱい、味が(*2)濃すぎる味が世間一般では標準的なのかもしれない。が、私には塩っぱすぎて使えない。
3,700円捨てたようなものだ。もったいない話だな。
妻にも味見をしてもらって、これは妻にも(*1)味が濃すぎる事を確認。
本当に捨てるのはもったいないので、出汁取り用タッパーに1リットルの水を入れ、そこに1パックか2パックをいれて、塩分を薄めた上で、鰹節などと混ぜて何かに使うしかないだろう。
「~しかないだろう」と言う敗北感を分かって欲しい。
成分表示されていないものを買う時は覚悟が必要だね。
と敗北感にまみれつつも、まだ妻からの「おいしいもつ鍋」要求は取り下げられていないので、改めて別のあご出汁を探してみた。
そして見つけたのが「海藻本舗 あごだし 鹿児島県 屋久島 燻製あご使用 あご粉末100%」
原材料・成分
あご節(鹿児島県屋久島産)
これだけ。
余計なものが一切入っていない。あご出汁である。
Amazonの評価は星1つから5つまでバラバラだけれど、私は期待したい。
本当は1袋買ったつもりだったのに、いつの間にやら2袋の表示になっていて2袋まとめ買いしちゃった。失敗だったら立ち直れない…