随分と失礼なタイトルになってしまったけれど…全く他意はないんだからね!
主夫をし始めてしばらく経つ。
上京して一人暮らしを始めてから、ずーーーーーーっとビンボだったので、外食をする余裕は基本的にあまりなかった。
なので、基本自炊。
当時は物価も安かった事はあるけれど、月の食費は1万円もかけたら「贅沢もん!」と反省するくらいだったかな。
まぁ、米は田舎から送ってもらっていたけれど。
当時は黒い企業に勤めていて、会社カレンダは月月火水木金金進行で「土日があるならば休んで良いよ」という具合。
その頃は、風呂無しアパート住まいだったので、時々「お願いですから風呂に入らせてください」「お願いですから洗濯させてください」という願いだけは週1〜2回程度聞き入れてくれた事で「なんと優しい会社だろう」って誤解する始末。
その月月火水木金金も毎日仕事が終わるのが毎日午前2〜3時頃(当時は池袋の会社に練馬からバイクで通勤していた)。でも、深夜に池袋から練馬までならバイク15〜20分程度で帰宅できる。それから弁当の仕込みを多めに作る。そのおかずで夕食を食べて就寝。起きたら弁当を詰め込んで、余らせたおかずで朝食を食べて出勤。
そう、実は夕食、朝食、昼食とメインのおかずは同じものを使っていて、朝は納豆とか、昼はハムとか卵焼きとかちょっと1、2品付け加えて飽きないようにしていた。
そんな工夫をしたら、午前2時半帰宅で8時に家を出るような生活でも3食自炊はできたよ。
それでも会社に泊まり込みとかになれば自炊は叶わないし、時には客先に出向いて打ち合わせとか現調とかもある。そんな時は、仕方なく外食をせざるを得ない。
そんな時や、友達との付き合いなどで外食をする時は、食べることより厨房を覗く事に注力していた。
同じことができる訳ではないけれど、似たような素材で似たような味が出せるまで工夫をしていた。
お陰様で、例えば「華丼が美味しかったから真似してみよう」と思ったら、自分がある程度納得する味になるまで延々と中華丼を試して一つずつ自分なりのものにしてレパートリを増やして行ったんだ。
今みたいに「ネットで調べたらすぐにレシピ」なんて環境はなかったからな。
結婚して「これで飯作りから解放される」って喜んだんだけれど、実は妻、料理が壊滅的に苦手だった。
結婚前には同棲でもしてきちんと相手を見極めるべき!って思っていたのだけれど、付き合いだけは長かった(妻が高校1年生の頃から10年近く付き合っての結婚だったからな)が、妻の実家が東京(今住んでいるところだ)だったので、同棲する理由が見つからず、お互い断片しか知らないまま(料理ができないなんて知らなかったんだよぉぉぉ。そう言われたら、家に遊びにきた時はいつも、「とーちゃんの料理おいしい」って食べる側で、一度たりとて作ったことなかったよなぁと後で気が付く始末)結婚してしまった。後悔先に立たず。
まぁ、料理だけが妻の仕事ではないというか、共働きだったから、料理はじじい担当で全然構わないって、結局上京してからほとんどの期間自炊をしてきた訳だけれど、流石に最近は老齢も加わって「如何に手を抜くか」が以前にも増して重要ポイントとなってきた。
単に「手抜き」で良いのであれば、惣菜を買ってくれば済む。が、当然ながらそんな食事は却下である。
時々なら惣菜も歓迎だけれど、惣菜に入っている塩分や油脂の量を考えたら極力食卓からは排除したい。
そして、惣菜ではほぼ望むべくもない「野菜摂取」も実現したい。
サラダ専門店みたいなのを最近よく見かける。
様々な野菜を彩りよく盛り付けて美味しそう。
ダイエット目的の人にはウケるだろうな。
じじいの家の近くにもある。
でもさ、1,000円前後の値段を見ると、ちょっとじじいには手を出しにくい。
1度くらいは食べて味を試してみたいけれど、頻繁に利用するのは気が引けるかな。
そんなのも含めて、惣菜、外食に頼らず、家でバランスよく食べたい。
そんな思いは、特にダイエットをするようになってから常に思っている。
長い前置きだった。
いつものことで申し訳ない。
タイトルの「手抜きの神様」達(日本だから神様は八百万いて良いのだ)をご紹介する。
じじいは数年前…記録によると2022年7月に図書館である本に出会った。
それがこれ。
藤井 恵さん著「藤井弁当」
表紙に書いてある
- 弁当はワンパターンでいい!
- 使うのは卵焼き器ひとつ
- おかずは3品、おもな食材も3つだけ!
藤井 恵さん著「藤井ちゃんこ」
中を眺めてみると、塩鍋の素、しょうゆ鍋の素、甘しょうゆ鍋の素、みそ鍋の素、辛みそ鍋の素を作って、手軽に鍋を楽しみましょうって感じの本。
これも良書だね。
鍋ってさ、うちでもよくやるけれど、基本、昆布を水につけておいて、鰹節を削ってそれらを煮出して出汁を取って、そこに味醂やら醤油やらを入れて…結構手間がかかる。その手間を省こうとすると1回分で2〜300円する鍋つゆの素みたいなのを買って使うしかない?
手抜きではなく、たまには自分が作る味以外を食べてみたい(自分の味付けに飽きた)と思うこともあるので、その出費どうにか圧縮したいと思っていたところだけに、この本はありがたかったよ。
それにしても、今買うと1,479円もするのね。300円で買って申し訳ない気分でいっぱい…うそ、ラッキーだったよ。
折角の300円せーるだったので、他にも買い込んだよ。
牛尾 理恵さん著「並べて焼くだけ!こんがりおかず」
- 下ごしらえした材料を
- 耐熱皿に並べたら
- 予熱したオーブンで焼くだけ
井原 裕子さん著「毎日おいしい!おから手間なしレシピ」
実は最近、オカラをよく使っている。
ただ、味付けがありきたりなもの一辺倒なため、新しいレシピを探していた。そこに丁度良く300円セール…
「続けて食べれば体が変わる!きれいになる!」
が表紙のお言葉。
今は産業廃棄物扱いのおからだけれど、栄養は豊富だし、体に良い。ダイエットの強い味方…のはず。
煮物・炒め物に足したり、ひき肉や小麦粉に替えたり応用はいろいろありそう。
この本を使ってレパートリを増やしたい気持ちでいっぱいです。
本田 明子さん著「忙しい時でも、すぐに野菜たっぷり!!野菜おかずの作りおき」
「おかず、おつまみ、お弁当に真1に役立つ147レシピ」
が表紙のお言葉。
作り置きは「3日」が目安と「作りおきの約束ごと」に明記されている。
それくらいで十分だよね。
兎に角、土日に作ってしまえば週の半分は楽をできる。
サイドの火入れや、冷凍も併用すればもっと長く回せる。
ミートロールとかキッシュとかラタトゥイユとか、目次を見ただけで是非試してみたいと思うものがいっぱい。
でも、筑前煮はホットクックまかせで作るのが美味しいよ。
ま、期待大。
福田 淳子さん著「材料4つで本当においしいお菓子」
表紙のお言葉「とびきりシンプル、でもとってもおいしい何度でも作りたくなる厳選レシピ」
昔はね、よくベイクドケーキを作っていた。
でも、この家に来てから義両親がLDKを占有している中で、材料を広げるのは偲びないと遠慮して作らなくなっちゃったんだよね。
田舎育ちでハイカラなことは全然縁のなかった母が、今で言うところのママ友に教えてもらって作ってくれたのがマドレーヌとパウンドケーキだった。
それだけを見れば「誰でも作れる簡単な焼き菓子」って思うかもしれないけれど、そんな思い出がある菓子なので、じじいには特別なものなんだ。
だから、機会があればまた作りたいって思っていた。
あと、シフォンケーキも、どうしても空洞を無くすることができないまま中断しているので、一度くらいは「完璧」なシフォンケーキを作りたい気持ちもある。
まぁそんな思いを乗せて、この本にも期待しているんだよ。
吉野 陽美さん著「エイミーズ・ベイクショップの焼き菓子」
西荻窪にある「エイミーズ・ベイクショップ(Amy's Bake shop)」の味を「ご家庭で作っていただきやすい配合で、幅広くご紹介させていただきました(Prologueより抜粋させていただいた)」とのこと。
残念ながら、じじいはそのお店のことは初耳。
西荻窪はバイクに乗っていた時代なら身近な場所(杉並のバイク家に行く途中)だったけれど、今はどちらかというと「世界の果ての滝の下」的な位置(他意はないぞ。それくらいデブ症のじじいには遠いってことだ)だから許してください。
でも、見た目がとてもおいしそうだったので、何かの参考になるのではなかろうか、300円だしな。と思ってポチった次第。
流石にお店で出しているものは美味しそうだね。
同じものができるかどうかは別として、是非試してみたいレシピだよな。
とても良い買い物をしたと思うよ。
本は買ったけど、いつ…???
まだバタバタしているので、お菓子まで作るのは相当後になると思う。
けれど、手近にできるおかずの工夫から徐々に始めていこうと思うんだ。