注)今回は東京…文京区ローカルな話になるので、最初に謝っておく。

わからない人にはごめんなさい。

一応理解できるよう資料はリンクした。健闘を祈る。

 

 

色々考え、努力した末に義父に特養老人ホームへ入っていただくことにした。

 

昔ながらの考えとしては、老人の面倒は最後まで家で見るのが当たり前な風潮があった。だから介護の人を入れるとか、施設に預けるのは恥ずかしい事のように考える老体も多い。

 

でも、実際にやってみるとこれがすごく大変。

じじいのところを例に取れば、じじいの家はカツオ抜きのサザエさん一家。

義両親とサザエさん(妻)、わかめちゃん(義妹)そしてマスオさん(じじい)。

 

今回は波平さんが要介護となった。

別にマスオさんと磯野家の仲は悪くはない。けれど、決して1家族として生活しているわけではなく、風呂は一緒だけれど、台所もトイレも洗面も全て別。積極的に話をする団欒の場があるわけでもなく、必要(介護、通院など)があればお手伝いはするけれど、基本別世帯だからねとお互いが思っている。その辺は磯野家と違うかな。

 

なので、基本義父の介護は義母が行っている。

その結果、おっとりして怒ることなんてなかった義母がヒステリーで介護相手の義父に怒鳴ったりする場面が多くなったので、老健施設に短期入所をしてもらうようにしたのが昨年からかな。

 

わかめちゃんもサザエさんも社会人として働いているので、積極的に介護には関与しない。まぁそこはじじいが手伝えるからいいじゃないのと言うことだ。

 

でも、基本的に生活が分かれているので、義父がトイレに行きたいと言ったからと呼ばれたりはしない訳で、流石に義母も歳をとって、最近はその作業が大変になった。大変と言うか、もう支え切る自信がない。いつ義父を支えられず2人して倒れて大怪我するかわからない逼迫した状況になってきたと言うこと。

 

では、じじいが義母に変わって介護をすれば?

多少はマシだろうけれど、それこそ五十歩百歩。

介護の仕方を習ったことがある筈もなく、力任せでやったら怪我をさせる可能性大。

と言うことで、病院の先生や介護士のアドバイスなどもあって、今回の結論に至った次第。

義母もずっと「家で面倒を見られないのは恥」みたいな思いが強かったので、外様であるじじいが「もういいよ」とは言い切れなかったんだけれど、自ら「もう無理」と思えた事で諦めというか踏ん切りがついた。

 

と言うことで、早速老人ホームの申し込みをとなって区役所に行ってきたんだけれど、申込書を書いて、その後老健に提出して必要事項を書いてもらって、あとはそれを提出するだけ。

提出は区役所にすればいいのかと思っていたら、なんと希望のそれぞれの施設に各自で提出してくださいとの事。

他の場所は知らんけれど、文京区の場合、老人ホームは軒並み100人以上の待ち行列ができている。

なので申し込んですぐに入れる訳ではない。

そして選り好みもしている場合ではない。

どんな設備があるかとか、どんな場所かとかもうなんでも良い。早く入れるところが正義。

と言うことで、申し込みは全施設にすることにした。

一番早く空いたところに入っていただく。残りはそのときキャンセルすれば宜かろう。

 

と言うことで、今回は区内8施設に加え区外で文京区民を受け入れてくれる施設も合わせて申し込みをすることになった。区外の施設は流石に区役所などで受付してくれる。

 

申し込むのは

  • 文京くすのきの郷
  • 文京大塚みどりの郷
  • ゆしまの郷
  • 文京白山の郷
  • 文京千駄木の郷
  • 洛和ヴィラ春日
  • 小石川ヒルサイドテラス
  • 優っくり村文京小日向
の区内8箇所。全て特養老人ホーム。
 
これだけの場所全てに行かなければならない。
さぁどうしよー
 
そこで鉄道ヲタクと言うか乗り物ヲタな妻に相談した。
そしてそれぞれをGoogleMapで表示して整理してみた。
 
結果、1日で効率的(ちょっとヲタ的楽しみあり)で考えたルートが2つ。
 
いつもの如く、ちょっと自宅を誤魔化すためスタート地点は目白通り沿いのマルエツ江戸川橋店とする。
 
1つ目。B-ぐる利用ルート
  1. マルエツから徒歩でB-ぐる(目白台・小日向ルート)の文京総合センターへ
  2. 文京総合センターから目白台方面行きバスで茗荷谷駅へ(※)
  3. 丸の内線に乗り換え新大塚駅へ(くすのきの郷、みどりの郷)
  4. 丸の内線で茗荷谷駅へ戻り、B-ぐるで後楽園へ
  5. 区役所で区外施設の申し込みをする
  6. B-ぐる(本郷・湯島ルート)で湯島駅へ(ゆしまの郷)
  7. B-ぐるで後楽園へ戻る(本郷・湯島ルート全線完乗)
  8. B-ぐる(千駄木・駒込ルート)で特養ホーム千駄木の郷へ(千駄木の郷)
  9. B-ぐるで特養ホーム白山の郷へ(白山の郷)
  10. B-ぐるで後楽園へ戻る。(千駄木・駒込ルート完乗)
  11. B-ぐる(目白台・小日向ルート)で行楽二丁目へ(洛和ヴィラ文京春日、小石川ヒルサイドテラス)
  12. B-ぐるで行楽二丁目から文京総合センタへ(目白台・小日向ルート完乗)
  13. B-ぐる(茗荷谷方面)へ乗り換えて茗荷谷駅へ。
  14. 徒歩で優っくり村文京小日向へ(優っくり村文京小日向)
  15. 徒歩でマルエツ江戸川橋店へ
これで文京区のコミュニティバスB-ぐるの3ルートを全て完乗できる。
ヲタらしいルート設定だ。
間違いなく文京総合センタから目白台方面は無駄だし、ゆしまの郷もB-ぐるで行くより春日(後楽園)から大江戸線または都バスで行く方が簡単で短時間で済むからな。

(※目白台・小日向ルートは基本一筆書きルートで往路復路の概念がない。が、この文京総合センタでルートが交差するので、目白台方面に用がなく、茗荷谷・後楽園方面に行きたい人は乗り換え券をもらってここで乗り換えることができる。ここから乗る人は目白台方面へ行くか、茗荷谷・後楽園方面へ行くか選べる。目白台方面行きに乗ったら目白台方面を一周して数十分後に戻ってきて茗荷谷・行楽編方面へ向かう。
 
詳細は下記リンクの路線図参照

https://www.city.bunkyo.lg.jp/var/rev0/0300/1723/20244210167.pdf

 

 

2つ目。都バス利用ルート。
  1. マルエツから徒歩で石切橋バス停へ
  2. 上69小滝橋車庫前行きに乗って江戸川橋へ
  3. 上58上野松坂屋前行きに乗り換え千石一丁目へ
  4. 徒歩で白山の郷へ(白山の郷)
  5. 草63に乗り換え団子坂下へ
  6. 徒歩で千駄木の郷へ(千駄木の郷)
  7. 上58上野松坂屋前行きに乗り換え上野公園へ
  8. 上69小滝橋車庫前行きに乗り換え湯島3丁目へ(ゆしまの郷)
  9. 上69小滝橋車庫前行きに乗って春日駅前へ
  10. 区役所で区外施設の申し込み
  11. 都02大塚駅前行きに乗って新大塚へ(みどりの郷、くすのきの郷)
  12. 都02錦糸町駅前行きに乗って茗荷谷駅前へ
  13. 徒歩で優っくり村文京小日向へ(優っくり村文京小日向)
  14. 徒歩で茗荷谷へ戻り、都02錦糸町駅前行きに乗って春日駅前へ
  15. 上69小滝橋車庫前行きに乗り換え大曲がりへ(洛和ヴィラ文京春日、小石川ヒルサイドテラス)
今度は意地でも都バスで全部行くプランだった。
 
参考:みんくるガイドバス路線図

https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/map/pdf/minkuru202404_rosenzu.pdf

ブラウザで「上69」とか入れて検索すれば路線図が出てくるのでみたい人は…

 

千石とか千駄木で結構歩くのが難点。
ま、千駄木の辺りは美味しい店がたくさんあるのでブラブラするのはある意味嬉しいんだけどさ。
 
どちらのプランを実行するとしても、ヲタな人は楽しめるかもしれないが、興味ない人には苦痛のような気がする。祖父はどちらかと言うと後者…
 
でも「申し込みまとめてやるから1日乗車券を買って楽しめそうだよ。一緒する?」と誘ったのは紛れもなくじじい。うん、じじいが誘ったので文句を言うのは筋違い。
 
思い返せば199x年、北海道キャンプ旅行の際に車で走っていた。妻は大好きな地図を見るのに夢中で気がついていなかったのに、ねぇ、そこに鉄橋みたいなのあったよ。この辺に廃線あるんじゃね?」なんて言ったのが運の尽き。
そこは廃線相生線の相生駅の近くだった。それからの予定は全てキャンセル。相生線の追跡に終始することになった。
さらに別の年は、朝早くに帯広についてしまった。
六花亭で本店限定(当時)のサクサクパイを食べたいと立ち寄ったのに開店時間はまだまだ先。
で、ちょっと散歩にと気軽に出かけたら見つけてしまった廃線広尾線。
そこには愛国駅や幸福駅なんて1970年代のCMで流行った駅がある。
もう六花亭そっちのけで広尾線探索が始まった。
特に新生駅跡がなかなか特定できず朝の六花亭開店までの数時間のドライブのはずがまるまる1日をかけた探索になってしまって旅行の予定がメチャクチャに。
妻「キャンプ旅行ってそのためにしているんだよね。ホテルとか予約取らないのは、予定は未定で気ままに楽しむからだもんね。よかったねー」と。
 
そういえば新婚旅行も廃線になった湧網線の廃線跡を辿る旅になっていたな。
うん、その時から妻に振り回される運命だったんだ。わかっていましたとも…
 
さて、ここでクイズ。
じじいと妻はどちらのプランを実行したでしょう。
答えは明日(以降)。