iPhone13ProMaxを下取りに出す前に、小石川植物園でiPhone15ProMaxと撮り比べてきた。
最初に結論を書いてしまうと
「基本、ほとんどの場合、両者の写真に大差はない」
って感じ。
あくまでも「まだ使い始めたばかりだけど」の立ち位置での感想なんだからね。
当然ながら48MPと言う高解像度の写真だとか5倍望遠だとか、キャッチコピーになることはいくつかあるよね。
5倍望遠は、確かに3倍望遠と比べて遠くの風景を引き寄せて移すことができる。
これはアドバンテージではあるけれど、果たして最大望遠までにして撮影する状況がどれくらいあるだろうか。
バードウォッチングなどの人なら望遠は倍率が高ければ高いほど良いとは思う。
けれど、そんな人はiPhoneなどを使わず、一眼レフカメラに600mmとか800mmとかそんな本格的な望遠レンズを使うんじゃなかろうか。
これは前回も写した、小石川植物園の入り口から坂を登ってすぐの位置から奥を写した物。
通路を歩く人の少し先、通路右側の白い案内板を望遠で写してみたのが下の写真。
iPhone 13ProMaxの3倍望遠。
iPhone 15ProMaxの5倍望遠。
流石に物理的な倍率が違うので、こう言う場面では差がつくけれど、大した違いはない…って言うか、持っているカメラの性能で納得するじゃん?普通はさ。
で、48MPもの高解像度ならさぞかし画像が綺麗になるのかなと思ったんだけれど、少なくともiPnoneの画面で見る限りではiPhone13ProMaxの写真とさほどさを感じられない。もしかしてRAW画像としてPhotoshopなどで加工をしようとした時に初めてその差が見られるのかな?
病み上がりなので、そこまでチェックできていないんだけれど…
その48MPというのも、適用されるには標準レンズのなんちゃらって条件があるみたいで、それ以外はなんらiPhone13ProMaxのカメラと変わらない。あまり詳しく宣伝を見ていないので無知で申し訳ないのだけれど、多少は画像エンジンも変わっているのだろうか。でも、同じ場所から同じ風景を撮り比べてみたところ、iPhone13ProMaxの方がシャープでキレの良い写真が多く撮れたように思うんだよね。
「カメラがすごくなった」と宣伝する割に、解像度も低いし、ピントもボケるし、あまり良い印象がない…最大限に良い言葉で評価して「iPhone13ProMax並み」…
ここからの写真はできるだけ同じ構図で撮り比べた物。
基本上がiPhone13ProMaxで下がiPhone15ProMax。
48MP
48MP
マクロはどちらもピンがズレてる。そこも一緒なのが残念。
48MP
1記事に貼り付けられる写真は15枚までとの事なので、続きはまた明日にでも。
花を撮るなどマクロ撮影では基本性能の差はないはず。
48MPと書いてある写真は高解像度で撮影されているはずだけれど、高解像度は拡大してこそ真価を発揮する。が、拡大してみるとさほど解像度が変わっていない。
先にも書いたけれど、Photoshopなどで見なければ意味がないのかもね。
写真を印刷するとかでなければ、あまり13から15へ買い替えた意味を感じないんじゃないかな。個人的にはそう思うよ。もっと使い込んでいくと違いが出てくるかも知れないけれど、いま現在は全然恩恵があるのかわからない。
そんな訳で、今の所の評価として、iPhone13ProMaxの時から(ファインダーとしての)画面に写った範囲を綺麗な画にする技術はすごいと思う。明暗の差が激しい絵も綺麗に描いてくれる。
でも、絞り2で写したとは思えない被写界深度とか、この手の小さなレンズの欠点はどうしても出てしまうし、マクロ撮影時にピントを合わせるべき位置を指定できないとか不満は全然直っていない。あくまでもポートレイト用カメラで「あ、撮れてる」と喜べる人のカメラなんだよね。「こんな画を撮りたかった。狙って撮りました」はほぼ無理。
SONYのXperia1とかXperiaProなら、それが可能なので、その辺りを頑張って競って欲しかったんだけれど残念だ。
まぁ、「実はカメラがこんな感じ」ってiPhone13ProMaxでわかっていたことだけれど、2世代経過しているんだから、少しは改善されていて欲しいって期待するじゃん?でもダメだったね、変わらなかったねって事。
まだ使い始めて1週間にも満たないけれど、それ以外の部分で使ってみて思うのは
- 基本的にiPhone13ProMaxと変わらないので感動が少ない
- USB-Cになったのは便利
- FaceIDが遠い
今はそれくらいだよ。
あ、FaceIDが遠いって言うのは、FaceIDを利用するために登録するじゃない?
その時に枠内に顔を収めて上下左右に動かしてって登録する。だから個人差はさほどないと思うのだけれど、iPhone13の時は顔の前20cmくらいでも普通に認識していたのに、iPhone15になってその距離は全然認識してくれない。
最初FaceIDの登録の仕方が悪かったのかと思って数回登録してはリセットしてを繰り返したくらいだよ。
で、実際には肘を軽く伸ばすくらい遠くにiPhoneを掲げて初めて認識される。
つまり混雑した交通機関の中で認識させようとしたら周囲の人に確実に迷惑をかける距離じゃなければ認識されないって事だ。なぜ、そんなにカメラ(iPhone)を遠ざける必要があるのだろうか。
あと、iPhone本体とは関係がないけれど、iPhoneと一緒にAppleStoreで購入したクリアケース、これも正直使えない(多分以前にも書いた)。
7,980円もするのに、分厚くて、滑りやすくて、持ちにくい。三拍子揃っちゃっている。いや、無駄に高いってことも含めて四拍子揃っちゃったよ。
世間はAmazonのプライム感謝祭で賑わっているけれど、私はセールに参画していないSpigenのケースを買っちゃったよ。
触ってみもせず買うのはちょっと怖いんだけれど、Spigenを信じてみることにした。
よくこの手の製品に米軍MIL規格って書いてある。
一応、このケースもMIL規格(みるすぺっく:UnitedState Military StandardのMIL-STD-810Gに準拠したテスト)をクリアした製品と言うことらしい。
この規格、詳しく書くと長文になるので、知りたい人は「MIL-STR-810G」を検索して欲しいけれど、高温、低温、温度変化、気圧、湿度、振動、塩害、粉塵などへの性能を試される。
ケースに必要な規格なのか疑問もあるけれど、一応「厳しいテストに合格していますよ」って言うのは安心感に繋がるのかな。逆にそれに対応するため、一般的な使用では過剰となるような頑丈さが必要となり、結果厚くなったり、硬くなったりして使い心地をスポイルしていないか…その辺りは個人の判断。微妙な駆け引きだわね。
私自身は多分初めて使うMIL規格対応ケースだと思う。果たして買ってよかったとなるか、失敗だったとなるか…到着は10月30日とのこと。
楽しみに待つことにする。