ダイエットを続行中である。
昨年12月になった頃は80.2kgくらいまで体重が落ちて、標準体重(BMI値が肥満から外れるギリギリの数値)まであとちょっとというところまで迫ったんだけれど、年末年始の油断で一気に10kg近くリバウンドしてしまって、折角「おぉ!」と感動した「(ほとんど)飛び出ていないお腹」も夢と消え、世の儚さを実感した次第。
嘆いてばかりもいられないので、懲りずにダイエットを続行しているけれど、どうしても間食を取る手が止まらない。
ダイエット中なのだから、強い意志を持って完食はやめるべき!とわかっているんだけれど、やめられない止まらない…のが実情。
ならば、せめて…と、食べるものは個包装である程度カロリー・塩分控えめのものと思ってはいる。
なので、最近好んで買うのは…
ブルボンのCarbBaalance 豆乳きなこウエハース
とか
森永製菓 全粒粉仕立てのビスケット
など「健康に留意しているんだからね」と言い訳できそうなものを食べている。
お腹が減ったとかではなく口寂しいというような時は
TOPVALUのビーフジャーキー
ブルボン ミニバームロール
とか
グリコ Caplico mini (カプリコ ミニ)
などちょっと目についたもの、妻が美味しそうと買ってきたものを加えて、1日の摂取量が200kcalに収まるよう努力している。
基本どれも50kcal程度なので、4種類までは食べてもいいかなというアバウトさでやっているんだ。
でも、そこにどうしても捨てきれない強力な悪魔…そう、魔王級のヤツがいる。
亀田製菓 柿の種
新潟県人にとって、柿の種といえば「元祖浪花屋 柿の種」が頭に浮かぶと思う。
でも、最近は浪花屋製菓より亀田製菓の柿の種を目にすることの方が多いような気がする(多分スーパーなどで気軽に買えるサイズだからだろうな)。
この魔王様、ダイエットだからごめんね。っていう言葉を理解してくれない。
そして「どんな願いも叶えてやろう」と頑として動こうとせず、隙あらば私の口に入ろうと画策し、チャーム(魅了)の呪文を唱え続けている。
どちらかといえばちょーウルトラヘタレな私如きがそのチャームに抗えるはずもなく、ついついフラフラと在庫がなくなりかけるとスーパーでカゴに入れ、常時在庫にし続けている次第。
他のお菓子はなくても「ま、いっか」なんだけれど、柿の種がなくなりチャームの呪縛が解けそうになると、もう麻薬が切れた如く(経験したことないけど)、時間に関係なく買ってきたい衝動に駆られてしまう。
新潟に住んでいたなら、魔王の座は新潟限定販売のサラダホープに明け渡していたと思う。私にとってサラダホープこそがソウルフードそのものといえるだろう。
しかし、今や新潟県限定販売なので、東京で買うには通販に頼るか新潟に行って買うしかない。まだ通販で買えるのだから昔よりは良い環境になったとは思うけれど、総量送料(*1)のことを考えると、なかなか通販では買いにくいのが実情。
なので、新潟に帰った時に山ほど買ってくるか、我慢できなくなって通販で送料が無料になるくらい爆買いするまで気持ちを溜め込むことにしている。
という訳で、本音を言えばサブキャラのはずの柿の種なんだけれど、それでも実力は(私にとって)一級品で、どうしても抗えない。
柿の種を嫌いになれる魔法はないものか。
その存在を切に願っている。
…いや、実際には覚悟の問題なんだよね。
町医者から「こんな数値見たことない。もう私の手に負える範疇じゃないからすぐに大学病院行って」と言われ、紹介状をもらって行った大学病院の先生に「A1c値が15%を超えています。こんな数値見たことありません。いつ死んでもおかしくないあたい値(*1)だと思います」と言われた時、私は「ああこれから一生、減塩とか摂取制限が付き纏っちゃうのかな」と覚悟した。
インスリン注射を腹に打ち、手指の先に針を刺して血を一滴採取して血糖値を測る作業が日課となった時、流石に感触間食(*2)なんてする気持ちは起きなかった。
あれから3年が経過し、入院から何ヶ月もしない内に「あの数値はなんだったの?」とA1c値は正常値に戻り、医者からも「もう糖尿は心配しなくて良い。でも、まだ糖尿病患者扱いだけれどね」と言われ、ダイエットも順調に進んで、最大115kgあった体重が80kgまで落ちた。順調すぎるほど順調。
そして油断して10kgリバウンド
いつものパターンだよね。
そう、やる気になったらできるんだよ。そこまで不器用じゃないから。
でも「あ、できちゃった」→「いつでもできるじゃん」→「なら少しくらい手を抜いてもいいよね」っていういつもの油断からの転落コース。
初心戻れよ。本気で初心に戻らないと、また同じ失敗繰り返すぞ。
「あんまり根を詰めると失敗の元だよ」とか自分を甘やかす言い訳を考えてそれを信じるのやめないと…
うん、自分への戒めな。
タバコをやめる時もさ
以前にも買いたけれど、私はハイライト、手巻きタバコ(DRUM)などを1日100〜140本くらい吸っていた。
ある時禁煙をしようと決めて、まずは本数を減らそうとした。
最初の試みの頃は、1〜2箱/日程度だった。それを減らそうとして5本/日程度までは減らせたんだ。でも、それ以降は一向に減らず、逆にある時からリバウンドして吸う量が2〜3箱/日に増えた。
その後同じ試みをする度同じ失敗に終わり、同じ結果で喫煙量が徐々に増えて行った。
そう「徐々に減らす」っていうやり方がダメなんだ。少なくとも私にとってはね。
やめるなら一気。
そう結論付けて、会社のツケの上に未開封の1箱+1本とライター、灰皿を飾って禁煙開始。吸いたくなって、何度もそこに手を伸ばそうとしたし、タバコを吸う同僚からも「無理しないで吸いなよ」と誘惑も多かった。でも、その都度「禁煙しているんだからね」と思うことができ、結果としてやめられた。
ダイエットも一緒だよ。
食事を全てやめて禁食しろっていう訳じゃない。
食べちゃダメなのは菓子。何よりも食間で食べてしまうカロリー群だ。
そう、適正な量を食後に食べるなら、こんな問題にしなくて済むはずなんだ。
食事と間食合わせて、1日の摂取カロリー内に収めたら何にも問題はない。
問題なのは「菓子を食う」より「食間に食う」ことなんだ。
あくまでも、摂取カロリー内ならという条件での話だけれどな。
ここを書くことで、自分の中の考えがまとまってきた。
頭だけで考えていると、ついつい言い訳を全面に出して結論を出すことから逃げちゃうって改めて実感した。憂いヤツよのぉ。
ってことで、考えとしてはまとまった。
あとは覚悟が出来次第、間食をやめることにしよう。
一生じゃなくて、ある程度生活リズムができるまでだと思えば諦めもつくだろう。
覚悟が決まる前に名残を惜しんでいっぱい食べ…ちゃだめなんだからね!
*1:2023/04/28 18:06 誤字訂正
*2:2023/04/30 14:43 誤字訂正