先日散歩をしていた時に見たのだけれど…
六義園→旧古河庭園と散歩をし終わり、西ヶ原駅に向かって歩いていた。
片道2車線の道路の向こう側に消防署があって、私たちがその近くに辿り着いた時、サイレンを鳴らして救急車両が右折して出て行こうとするところだった。
場所は下の地図の赤枠で囲んだところ。
出入り口(道路・歩道と敷地の堺)には誘導員も立つ念の入れよう。
この消防署の右手には信号付きの横断歩道があり、この救急車両が道路脇に付いた時、丁度車道側の信号が赤から青に変わった所だった。
そして、信号で止まっていた自動車が動き始めた。
救急車両はサイレンを鳴らして安全確認をしている。
さて問題です。
この場合、車道を走ってきた一般車両はどうするのが正解でしょう。
免許証を持っていない人でも、多分小学生…いや、幼稚園児でも正解できそうな問題だと思うんだ。
救急車両がサイレンを鳴らしているのなら、道を譲るのが当たり前っちゃあ当たり前だろう。
しかし、走ってきた1台目の車両は減速はしたものの、止まることなく行ってしまった。
そして、2台目も1台目の車両が通過したことを確認したら、その後に続いた。
3代目の車両がようやく停止して救急車両を優先させた。
救急車両が後や前から走ってきたなら、道路の脇に停止して通過させる…けれど、道の横から出て来ようとしたから、どう対処すれば良いか分からなかった…そんなのは言い訳にもならないよね。
運転していた人が若かったなら「最近の若いもんは~」とそんな言葉を吐いてしまうのかもしれない。しかし、1台目の車両を運転していたのはどう低く見積もっても50代か60代のおっさんだった。
2台目の車両を運転していたのは多分平成っぽい年齢に見受けられたけれど…
そして、安全を確認した後、救急車両が右折をして車道を走り始めようとしたその時、何を思ったのか、小学生の男の子が運転する自転車が救急車両の前の横断歩道を無理矢理わたり始めた。当然歩行者信号は赤。
一体この国はどうなっちゃったの?
救急車両より自分様優先って当たり前になってきているの?
ちょっと怖くなってきたよ。
その日の出来事とは関係ないけれど、時々救急車両が走っているところに出くわす事がある。
最近の救急車両は交差点で一時停止して、嫌と言う程安全確認をして横切っていく。
道交法で一般道での救急車両の制限速度は80km/hと定められているのにも関わらず、トロトロ安全すぎ運転をし、業を煮やしたイラチの一般車両が救急車両を追い抜いて消えて行ったなんて場面に遭遇したこともあるくらいだ。
なぜそんな事が起きるのかと言うと、救急車両で事故を起こすと大きな責任問題になるという事なのだろう。
私は不思議なんだけれど、救急車両が救急活動中に一般車両と事故を起こした時、事故の扱いが一般車と同等になるからおかしいんじゃないだろうか。「救急車両の行動を妨げた一般車両が悪い」「ぶつけられたくなければ、一般車両が率先して進路を空けなさい」…それで良いんじゃないの?
中には歩行困難な方が横断中という状況もあるだろうから、何が何でも安全確認の必要すらなく救急車両優先だぁぁとも行かないだろうけれど、優先車両はもっと優先されるべきだと思うんだよ。
今の時代だから、ドライブレコーダもあるんだから、もし事故を起こした時はそういうものを検証し、実は救急出動ではなかったとか、不必要な無謀運転をしていたとか、そんな時には普通以上に罰するなど対応をすれば良いのであって、救急車両が一般車両の蓋をするようなノロノロ運転をせざるを得ないくらい慎重にさせられる環境って異常だと思わないかね。
ま、今日は駄文だからね。
別に他の人の同調してもらいたいとか、この意見が正しいんだぁぁとか、そんな首長をしたい訳じゃない。
たまたま見た光景から、ふと私が感じた事を書いてみただけ。