散歩中に思う事…ダイエットの成功の秘訣は(ありきたり) | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

最近散歩など、外に出る事が多くなった。

 

以前は仕事も自宅でやっていたし、デブで歩くのが億劫だったから、兎に角「どうしても」と言う用事がなければ外に出ないし、出かけるとしても基本自動車で移動。だって、駅まで歩くの面倒だし、電車やバスが来るの待つのもしんどいし、乗っても座れないかもしれないし…バスや電車に乗るなんて絶対に嫌だった。

だから、普段見かける人って言うのは、いやいや出かける近所のコンビニやスーパーで出会う人くらいだった。

 

散歩に出かけるようになったら、いろいろな人を見かけるようになった。

色々な人がいるねぇ…と感心して観察している。

 

 

  全力疾走…

 

先日の大学病院からの帰り道、水道橋からお茶の水方面に線路沿いの道は上り坂になっている。私はそれを逆方向に下っていたのだけれど、近くにある学校の生徒のクラブ活動なのか、数人の子供がその坂を駆け上がってきた。それも全力疾走。

 

何とも羨ましい限りだ。

まず、走れることがうらやましい。

そして、上り坂を全力疾走なんて、若さの代名詞じゃね?

 

昨日も書いたけれど、今現在の体重がほぼ83㎏でそろそろ82㎏台に移行するかなと言うところだ。

以前「体重が80㎏を超えたら、ひざを痛めるからジョギングなど走る事はやめた方が良い。」と指導されたことがある。

体重が減って、以前と比べたら体が軽くなって、多少なら走る事もできるようにはなった。信号が赤になりそうだけれど渡ってしまいたいと思ったらほんの少し走る…それ位は「ボクにもできるもん」と言えるようになった。

でも、まだジョギングと言えるような距離を走るのは怖い。

 

取り敢えずの目標は78㎏…「肥満」が「標準」体重に変わる体重なのだけれど、同時に「ジョギング解禁」もその辺りとなるのだ。

79.9㎏になったらジョギングを始めるのか、それとも「標準」体重になったらジョギングを始めるのか…まだまだ先の話なんだけれど、そんな事を考えるのも楽しくなってきたよ。

 

 

  昔の自分…

 

散歩をしている中で、最近よく目につくように思うのが「太っている人」…つまり以前の自分を連想させる体型の人。

 

妻の欲目では「とーちゃんは身長もあるし(177cm)、お腹は出ていたけれど、足とかは細くてすっきりしていたから、あんまり『デブ』って感じなかった」と映っていたらしい。

 

まぁ妻の欲目はありがたく受け取っておくけれど、でも自分は『デブ』だったと自覚している(今もデブだけれど、以前は更に上の『デブ』だったって事で)。


「仰向けに寝たその姿はスーパーカーの如き流線型」と冗談で言っていたけれど、要は横幅があり(ワイドトレッド)お腹がとんでもなく出ている(ウェッジシェイプ)って事だな。

真っすぐ立って下を見下ろすと、自分の足先も見えないお腹が格好良い筈がない。

 

だから、ついそんな体型の人を見かけると、ついつい目が追いかけてしまうのだ。

「以前の自分もあんなだったんだなぁ」と思ってしまう。

でもね、決して優越感に浸っている訳じゃないんだ。

 

なんて言うのかな…私はよく「のめしこき」って言葉を描いている。新潟の方言で「怠け者」の事を指す言葉だ。

私は根っからの「のめしこき」だし、「明日できる事を今日するのは罪悪」と思っているし、「人間の価値はうまくさぼれてナンボ」と思っている。

そんな私だからこそダイエットなんてできる筈がないと諦めていた。

そりゃ仲間内に「ダイエットするからね」と公言した建前とかそんな理由で短期間は頑張る事もできるかもしれない。けれど、長丁場を頑張りぬくなんてできると思っていなかったんだ。

何年も前からダイエットは頑張ってきた。半年もすればそれなりの効果は出た。でもすぐに夏バテしたとかいろいろな理由で中断してリバウンド。それが私だと思っていた。

 

でも、「取り敢えず食事記録を頑張ってみよう」から始まり、それが続いたら、じゃあ1か月分を振り返ってみように繋がり、「食べていないつもりがこんなに食べていたじゃーん」の反省に繋がって、更に糖尿の疑いで入院したことがきっかけになって栄養指導を受けるようになった事でアドバイスを貰えるようになったり、入院中の病院食があまりにもおいしくて、そのコツを教えてもらえたりと言う幸運(?)もあって、食事改善が進んだ結果が今。

 

色々な幸運もあったし、お世話になった人もたくさんいる。それらの協力があって初めてここまでやってこられたのだけれど、物凄く単純に考えると、何より「ダイエットを始めて、そして続けた事」こそがダイエット成功の秘訣なんだなって思ったんだ。

 

あそこを歩いている(昔の自分のような体型の)人は、「ダイエットしたいな」と思っていたとしても、多分ダイエットを始めていない。だからあの体型なんだな(もしかして、その体型に望んでなっているのかもしれないけれど)と思うんだ。

 

ありきたりな話ではあるけれど、何事も始めなきゃ進まないんだよね。それこそ「塵も積もれば山となる」と言う言葉もあるし、はるか昔から言い尽くされたことではあるのだけれど、私は最近になって、以前の私の体型と思しき人を目で追うようになって、毎回それを実感しているんだ。

 

あの時の自分は諦めていたけれど、運よく始めて、続けて来られた。その結果が今。始めなきゃ動きゃしない。真理だねぇ…

 

普通の人に「頑張ればできるっていうから、あんたも頑張って100m10秒切ってみなよ」そう言っても、多分実現できる人は少なかろう。「頑張ればできる」は嘘だと思う。正しくは「頑張れば(ある程度は)できる」だろう。そして「頑張ればできる」より「始めなきゃ何もできない」って方が正しいと思うんだ。

 

そんな事を毎回同じような体系の人を見かける度実感している。

やっぱり多少はうれしいんだろうな…