5月24日に、ダイソーで買ったリモコン用フックが便利だって事を書いた。
凸凹のない平面の壁と密着して取りつくベースに、リモコンに両面テープで貼り付けたフックを引っ掛けて固定する感じ(詳細は上のリンク参照)。
難点と言うか、当たり前っちゃあ当たり前だけれど、規定より重い重量の物を吊ろうとするとベース化フックどちらかが剥がれて落ちる。
ベースはうまく圧着されないと落ちる事もあるし、隙間があれば圧着が弱くなることもあるようで、今までに何度か落ちた。その都度、無水エタノールで取り付ける面を拭き、念入りに空気を抜いて対応している。
フック側も、最初についていた両面テープでは弱い事もたまにあり、両面テープを剥がして、自前のテープに張り替えて対処する事もあった。
そして、一番の問題は…
Amazon FireTVStickのリモコンだ。
こいつの背面は左右に曲面を描いている。
なので、フック背面に貼られた両面テープをここに貼り付けようとしても、接着面が「I」字になってしまってうまく貼り付かないんだ。
仕方がないので、従来の両面テープを剥がして、厚みがあってクッション性がある両面テープを貼り付けてこの曲面を吸収しようとしてみた。
暫くはうまく貼り付いていたけれど、はやり端の方で接着力が弱く無理があったようだ。
そこで考えた。
せっかくBONDICと言う紫外線で固まる液体プラスチック接着剤があるのだから、これを使って曲面を平面にしてしまえばいいじゃない。多分に「パンがなければケーキを食う」より、「夢の島を埋め立てて造ろう」よりは楽な仕事の筈だ。
基本は目分量で、一気に液体を盛ると、いくら位紫外線を当ててもなかなか内部が固まらないので、できる限り薄く塗り広げていく。最初は均等に、そして徐々に端に行くほど厚くなって全体が平面になるように…
今回もね、全部出来上がってから、「あ、写真撮っておけばよかった」と後悔した口。
なので、完成後の写真しかない。
横から見るとこんな感じ。
最初は、BONDICで平面を作った上に両面テープを張るつもりでいたんだ。
でも、途中で「あれ?BONDICって接着剤じゃね?これの上にフック乗せて紫外線宛てたらくっつくんじゃね? フック透明だから問題なくね?」と思ったんだ。いや、最初から気づけよ!
ある程度接合面を平らに盛り付けられたと思ったところで、薄くBONDICの液体接着剤を塗り広げ、フックを乗せ、上から紫外線ライトを照射したら、しっかりと固まってくれたよ。
左右の隙間にBONDICを流し込んで、改めて紫外線を照射。気休め程度に隙間を埋めて接合部を拡幅した。
ちょっと手で引っ張ったくらいではビクともしないくらい強固に貼り付いてくれた。
お気に入りのPICKにずっと掲示したままだけれど、やはりBONDICがあると、ちょっとしたことですごく役に立つと改めて実感した。