突然血糖値が…と言われて | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

しばらく前から痛風を患っていた。
私が診てもらっている先生はかなりぶっちゃけた性格でなのか「痛風は治らない」「痛風に良くない食べ物を禁止すると食べるものがなくなる。だから好きな物を食べろ。量を抑えて、後は薬に頼れ」とはっきり言ってくれる。

私の場合、痛風が発症すると、まず捻挫したのかという感じで足首が痛くなる。そしてその痛みがどんどん増して、それこそ風が吹いても痛い状態になる。

初めてぎっくり腰をした時は痛い思い出しかないが、食べ物を咀嚼する事すら腰に響いて食べられず、ずっと野菜ジュースなど飲み物系の栄養補給食材に頼っていたら1週間で13kg痩せた。これを本にすればベストセラーになるのでは?と期待は膨らんだがそこまでの文才はなかった。

痛風はぎっくり腰と違い物を食べても腰に響かないので食べる事は普通にできる。しかし、この足でトイレに行くことが非常に困難なのだ。普段なら数秒で辿り着けるトイレ、痛風全盛期には30分の道程だ。運悪くその通路に座布団など横たわっていると、それを乗り越えることができず遭難する恐れもある。

普通に物は食べられるが、トイレに行く回数は減らしたいとなると、ぎっくり腰の時とは逆に飲料系は避けたい。かと言ってこの足で台所に立って料理はほぼ無理なので、献身的な家族が付き添ってくれる環境なら手料理が期待できるが、私の家庭のように共働き家庭だったり独身者だったりすると、菓子・惣菜パンなど、大量に買って日持ちする物が多くなる。そうなると、栄養バランスは悪化し、結果ダイエットなどできないのが痛風だ。

しかし、痛風も長い期間患っていると、飲み会の後で少し味がムズムズするなどの兆候から「このままだと痛風が発症する」という見極めができるようになる。そう感じたらそれ以降の食事を意識して抑えると痛風は「けっ!今回は勘弁してやらぁ。べらんめぇ」とおさまってくれる。

最近はそんな駆け引きを駆使して、痛風を抑え込み続けていた。

2020年2月19日
痛風の薬を処方してもらうため医者(整形・形成外科)に行く。そして、痛風の状況を検査するため血液を採取して検査に回す。

2020年2月22日
血液検査の結果を聞きに医者へ。
最近抑え込んでいること、ダイエットを意識していて、体重も減ってきていることから、痛風の検査結果も良好だろうという思いから期待して行った。

しかし先生の第一声は「大変だよ」だった。
「なにが?」頭はパニック。
「痛風なんか痛くても死にゃしないからどうでもいいんだよ。糖が凄い事になってる」「これ。A1cって項目、正常は4.6〜6.2%ってところ、あんたは15.5%。これね、いつ死んでもおかしくない値だよ。初めて見たわ」「私の手には負えないから、内科の専門医に診てもらいなさい」そう言われて紹介状をもらい、内科専門医のところへ。

紹介状を一瞥するなり「これね、私の手にも余るわ。普通に治療するレベルじゃないよ」「大学病院に紹介状書くから。そっちに行って」「いつ死んでもおかしくない数値だよ。今までこんな数値見たことないよ」

え、死ぬの?そんな大変なの?
そんな考えがぐるぐるするんだけど、本人には全く自覚症状がない。

運の悪い事に世間は今日から3連休。
大学病院は連休明けに行く事に。その間ずっと不安を抱えていなければならないのかと思うと気が重い。

そんな感じで始まった血糖値との闘い。
糖尿は重度になれば失明や壊死などを伴うが、初期の内は痛みを伴わない。自覚症状もない。
無闇に不安を煽るつもりはないけれど、多少は糖尿予備軍の役に立てるような情報も書ければと思う次第。