こんにちは、シングルマンションのラムラックスです。


今日の写真は三菱一号館です。


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設計・ジョサイア・コンドル

   1894(明治27)年竣工

   1968(昭和43)年解体

竣工・2009(平成20)年


こちらの建物、高度成長期に取り壊されましたが、


レンガ造である明治時代の工法そのままに復元されました。


レンガは当時のサイズ、作り方も忠実に特注製作し、


天然スレートで葺かれた屋根、石造りの階段室、羽目板張りの床・・・


ただ、当時の材料で国産の物が産出されていなくて外材を使用した箇所もあるそうです。


スレートはスペイン産、石は中国産なのだそうです。


レンガも中国で作られたそうです。


ただ、窓は当時のままなのでしょうが、内側にもう一枚ガラスがはまっており、


二重窓になっている箇所がありました。


ガラスは当初通り復元する、というわけにいかなかったのでしょう、


吹きガラスではなくフロートガラスでしたね。


この辺は致し方ない面ではあります。。



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三階から屋根裏への階段


ここの階段は金属製でした。


登ると屋根裏部屋へ通じているようです。


屋根裏のぞきに登りたいです・・・・



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一階にあるカフェ「1894」


もともとは銀行の営業窓口で、一階~二階部分が吹き抜けになっております。


良く見ると、二階の手すりが面状になってます。


もともとは、装飾された金属の輪っかと棒状の組み合わせで、デザインされていたと思います。


安全性のためでしょうか。


そのせいで少々圧迫感を感じます。


銀行の営業窓口ですから、装飾が豪華ですね。


写真右側に真鍮製でしょうか、金色の窓口が・・・


明治生命館もこんな窓口でした。


伝統的意匠なんでしょうか。


ソムリエの方もちゃんといて、ギャルソンの方も質問に丁寧に答えてくれる、


カフェといえど本格的なお店になっていました。



北側は貸しビルだった部分だそうで、階段室の両脇に入口があるために


一定間隔で階段室が設けられていました。


この間取りの取り方だと、広く借りたかったら上下で借りるしかないですね。


今は美術館の一部になっています。



北側広場は開放的な芝生庭になっていまして、地下のスタバでコーヒー買って


ベンチに座ってほ~~~とするのにいい空間になっています♪



まとめ~今時、こういう建物を建てるのって相当苦労すると思います。。


なんといっても時間がかかりすぎますから・・・


設計図や写真が残ってても、現場合わせにしてしまった部分など、


記録がないからわからない!なんてこともあったと思います。


効率が悪くてもめんどくさくてもやりとげた、


そのプロ意識、志の高さはすごいな~~~とただただ尊敬致します。