マイルストーンを置け | 学びのスパイス <Luminous Spice>

マイルストーンを置け

どこにマイルストーンを置くか

学習計画を立てたら、全体を4等分した中間地点にマイルストーンを置くことを最低限やっておきたいです。その時点で、計画の進行状況を確認しましょう。時間的に余裕があり、カレンダー通りに週単位、月単位での中間点の設定を行った場合でも、プロジェクト全体の進捗に応じたマイルストーンも合わせて置きましょう。

マイルストーンの効用

マイルストーンでの進行確認から得られる主な効用は、次の3つになります。
- 進捗管理
- 計画後の変化に対応
- 途中放棄を防ぐ

進捗管理

マイルストーンの機会に計画と実績を照合することで、一定した学習ペースが守れているか、計画した進捗ペースが実情に合っているか確認できます。計画が捗っていれば、自分のがんばりを素直に満足しましょう。学習計画に無理があるのであれば、修正を検討しましょう。

また、いつ終わるのか、残りどれだけの時間頑張れば良いか予測できます。これは、やる気につながります。特に計画の終盤では、この数字が強い動機付けになります。終盤になったら、残り日数をスケジュール表に書き付けてカウントダウンするのは楽しいことです。

計画後の変化に対応

計画を実施してはじめて分かる事実は必ずあります。また、開始後に外部環境の変化に劇的な変化が起る可能性もあります。また、勘違いによる事実誤認があるかもしれません。当初の計画やゴールに固執して、貴重な時間を無駄にするより、実をとりましょう。

社会経験を重ねることで、学習によって得た知識の蓄積で、自分の考え方が変化成長し、目的が変わる可能性はあり得ます。このゴールは自分が本当に望んでいることなのか、真剣に向き合うチャンスをマイルストーンは提供してくれます。

途中放棄を防ぐ

事故、病気、トラブル、スランプなどを原因とした、一時的な中断や遅延から計画全体の挫折を防ぐことができます。大きなトラブルに巻き込まれると、感情的に追い込まれ、苦しさから計画を投げ出したい誘惑に駆られることがあります。
具体的な数字があれば、冷静に判断する助けになります。全体の位置づけが分れば、all or nothing と安易に即決せずに、中断したら達成済みの地点から再開すれば良いと考えられるのです。

素直に達成感にひたる

晴れてマイルストーンにたどり着いたということは、ともかく成果を積み重ねたことに外なりません。これまでの足取りを振り返って、必ず達成感を味わいましょう。

社会人になってあえて学習することは、家族や友人、同僚、上司といった人たちの理解や支援があって成立するものです。このような人たちに感謝することを忘れないようにしましょう。

終盤では詰め方を確認する

進捗率が3/4を越えた地点では、計画のクロージングの仕方を確認しましょう。何をもって計画完了とするのか、明確に定義できていますか。