あきらめない技術 | 学びのスパイス <Luminous Spice>

あきらめない技術

ある程度年齢を重ねると、家族や職場でになう責任を果たすために、必ずしも常に同じの時間帯を学習に当てることが出来ない場合があります。もしかしたら、数日間、数週間なにも出来ないことがあるかもしれません。

学生のように定期試験が年間計画はありません。全て個人の責任で、自分から学習に駆り立てる仕組みをつくらないと、簡単に怠けたい誘惑に気持ちに脅かされてしまいます。

卒業がないということは、いくらでも目的の先送りが出来ます。優れた潜在能力と実績がありながら、あきらめの悪循環に陥っている人を多く見てきました。

中断しないことがゴールではない

専門知識の習得、資格取得、自己啓発など具体的な成果を学習の目的としているのであれば、自分にはコントロールできない事情で、学習計画が中断したとしても、気にする必要はありません。状況が変わったら再開すれば良いのです。

そもそも、社会人の学習活動というのは、中断と再開を繰り返すのが当たり前のことです。
子どもたちのように継続的な学習習慣を身につけることはゴールではないのです。きれいな勉強方法より違うところに目標があるのです。実を取りましょう。

学習記録をつける

自分のスケジュール帳に、その日の学習内容を書き込んでいきましょう。一度記録し出すと、記録とために少しでも学習しておこうという気持ちがわいてきます。

私の場合は、学習にあてた時間帯を蛍光ペンで囲みました。一日のうちどれだけの時間を自分の目的に向かって使っているか一目瞭然になりました。週ごとに学習時間を集計して、コントロールするようにしました。

小さな成果を手に入れる中間地点をつくる

近い将来に達成可能な中間地点を持っておくと、この存在が動機につながります。その日最低限確実にできること、週末までに確実にやり終えることを具体的に記録するのです。
学習計画のマイルストーンには最初から取り込まないとしても、各マイルストーンの間埋める中間地点を順次追加していくと良いでしょう。

そして小さな成果を得たら、達成できたこと、そこに至るまでの日々を振り返って喜びましょう。食事とかお菓子とか、小さな報酬を設定しても良いです。

自分用の殺し文句をつくる

自分を駆り立てる言葉をつくると役立ちます。「やることにしたから」というのが私のパワーワードです。やる気もない時にも、「やることにしたから」と独り言を言いつつ最も簡単にできる行動を始めることにしています。たとえ嫌々ながらでも、課題の本を開いてみるとか、アイデアを書き留めるノートを机の上に取り出したりすると、段々やる気のない気分が取り払われてきます。