導入理由は、海外拠点を含むグループ内で会計の物差しを統一し、
経営管理を効率化すること。(日本経済新聞 2012年8月17日)
商社、IT、医薬品に続き、自動車業界も導入が進んできましたね。
現状、海外拠点に関しては
ルミナスです。
先日のトゥイーディ元IASB議長の講演のあと、いろいろな可能性を考えていたのですが
ちょうど同じようなテーマを扱った記事を見つけました。
磯山友幸氏のブログより。
日本はIFRSでアジアの主導権を握れるか。
戦略なき対米追随姿勢では、したたかな中国に追い抜かれるのがオチ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32986
海外からプレッシャーがかかっているのは事実。
日本として、「アジアでの主導権の確保」についてどのように考えるか・・・。
ルミナスです。
2012年7月13日、米国SECからWork plan final report(最終スタッフ報告書)が出ました。
最終スタッフ報告書は、アメリカの財務報告制度にIFRSを組み込んだ場合に、
どのような影響が生じうるかを、SECスタッフがまとめたものです。
「最終」とはいうものの、今回の報告書上、米国の財務報告制度にIFRSを組み込むべきか、組み込む場合にはいつどとのように移行するのかについての提言は一切ありません。
理由:
米国資本市場における非常に多くの参加者が、国際会計基準審議会(IASB)
により公表されたIFRSをそのまま米国会計基準(US GAAP)として指定
することを支持していないことが明らかになったため。
という事で、報告書の大半は、スタッフの作業結果と分析にページがさかれています。大方の予想どおり、アメリカの意思決定は11月の大統領選以降になりそうですね。
原文(英語)
http://www.sec.gov/spotlight/globalaccountingstandards/ifrs-work-plan-final-report.pdf
そんな中、日本では三菱商事、三井物産、丸紅が2
014/3月期よりIFRS移行発表です。
伊藤忠、豊田通商、双日も準備中なので、既に採用の住友商事を含
めて大手商社7社はすべてIFRSを採用予定ということになりますね。(日刊工業新聞、2012/7/17)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120120717aaaf.html?news-t0717