ルミナスです。
この前、大手監査法人の採用担当をしている知人と
話をする機会がありました。
監査法人の面接は、一般の面接とは全く異なり、
何しろ受けにくる人が限られているので
通常は、厳しい判定プロセスがありません。
特に業界の景気が良い時は、「何でもあり」でした。
私が合格した時は、そこそこ厳しい時期でしたが、
それでも一般の面接を受けたことのある自分にとっては
かなり違和感のあるものでした。
常識に欠けた行動を面接の場で平然と表に出す人間が
次々に合格していく様をみて、一種の異様さを感じたものです。
そんな事情も近年では様変わりしているようです。
最近の傾向としては、
・面接攻略本に書いてあることを、
そのまま棒読みするマニュアル人間
・「副キャプテンをしていたので、リーダーシップがあります。」
など論理の飛躍があるプレゼンをする人
が多いのだとか。
皆が同じ単語を使ってくるので、
きっと受験生の中で流行している言葉なんだなぁと
感じることも多いのだそうです。
そういえば、面接を経験したことの別の法人の方は、
最近、"調整役"という単語を使う人が多いんだよね、
とおっしゃっていました。
調整役って会計士の資質として必要かなぁ・・・。
そんな中でも、数人に1人は、
驚くほど自己アピールが上手な人がいて、
びっくりするのだとか。
会社につとめながら受験をしている方も多く、
お話をしていて、一般企業の面接と
少しづつ近づいてきているという印象を受けました。
この業界では、不況になると、
年齢で切られる(30歳すぎたら大手には入れないなど)
という噂が広まりますが、
必ずしもそうではないようで、
年齢なりの経験を積んでいる人は
ぜひとも欲しいのだそうです。
年齢では切っていない、とはっきり
おっしゃっていました。
別の人からも同じような話を聞きましたので、
確実に変わってきているんでしょう。
最近は受験者数も、合格者数も、私の時の倍以上。
市場も大きくなってきていますし、
会計士業界も、5年、10年先には
アグレッシブな人で、あふれているかもしれません。