(続)粉飾を見抜く力って??? | 女性起業家 ルミナスのブログ

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公認会計士であり、組織の仕組みづくりのお手伝いをする会社を経営しているルミナスが      

日々感じたことを書いています。

ルミナスです。

会計士の粉飾を見抜く力は才能なのか?


この手の話題は私が監査法人にいたときから
よく話題になっていました。


たしかに、
会計士という職業や、監査という仕事

に対する向き不向きはありますが、

それを踏まえた上でも、

会計士が行う監査の水準は、

才能のあるなしで論じてはならない問題です。


すなわち、監査とは、
もともと粉飾を発見する天賦の才能がある人だけが
アーティストのようなセンスや勘に従って行うのではなく、


訓練(専門知識や経験)によって

能力水準をみたした人(専門家)が、
一定の手続に従って行う性質のものです。


だからこそ、専門家として当然発見できるはずの

粉飾を監査の過程で発見できなかった場合には、
善管注意義務が問われてくる。


監査が才能に依存して行われるものならば、
善管注意義務も問われないでしょうし、
監査法人が監査の品質管理を行うことは無意味であり、

粉飾を発見できない会計士は即、辞めてしまえ!

ということになります。

(天賦の才能を訓練で養うことができませんから・・・。)



最近起きている問題は、

粉飾を知った上で見のがしたり、
故意に監査を甘くしたりする、といった

才能云々・・・以前の

モラルに起因したものが多いようです。


これらを糾弾するだけでなく、

なぜこういった事態が生じたのかという原因

までたどってみると、意外と根が深い問題が

隠れていそうです。


監査手続や適正性の判断も、

以前よりもシビアにせざるを得ない状況ですが、

会社側にも判断の背景や根拠をしっかり説明して

理解してもらわねば、納得してはもらえないでしょう。


会計士にも、ますますリスク管理が

必要な時代になってきました。