「子どものために頑張ろう」

 

こんばんはお月様

ウォーキング講師のMEGUMIです。

 

かつて、仕事でつらいことがあっても、

”子供が将来大学受験をしたい”

と言ったときのため、

 

お金をためなくてはと、

働いていた時期があります。

 

その結果、

自分を見失うことに・・・・。

 

この時期、

ある患者様との関わりから、

こころの中心を考えるきっかけとなりました。

 

 

30代・シングルマザー・末期がん

 

彼女とは入院期間中

娘さんのことや、

子育てのこと、

 

看護師と患者という垣根を越えて

たくさんのはなしをしました。

 

いつも、彼女の心の中心には

娘さんの存在があり、治療も仕事も、

すべてが娘さんのために、とても頑張っていました。

 

治療のかいがあり、

肉眼レベルでの治癒を確認し、

大喜びで退院された日の笑顔や、

よろこびの涙を今でも覚えています。

 

それから7年後、再発

病院で再会。

 

彼女のガンはすでに

手のほどこしようがない状態でしたが

 

対症療法をしながら、

一時的に退院を

できました。

 

けれど、それも長くは続かず、

1週間後に緊急入院。

 

だるさや息苦しさを

緩和する目的で

 

医療麻薬を使用する提案がありましたが、

本人は拒否的。

 

なぜなら、娘さんと話せなくなるから・・・。

 

当時は、医療麻薬を使い始めると、

1日のうちほとんどを寝てすごす可能性が大きかったのです。

 

一度拒否したものの、

身体症状は悪化し、

苦しみは増す。

 

そんなある日、

「MEGUMIさん・・・。

もう、私がんばったよね。

娘のために十分やってきたよね。

もう、自分のことだけ考えたいよ。」

 

この10年で彼女がつらいと涙を流したのは

この時が最初で最後でした。

 

そして、

 

「MEGUMIさん

あなたはいつも他人を

一番に考えがちだけど、

自分を優先してあげてね。」

 

と言葉を残されました。

 

彼女の最期の言葉は

その後の私の人生や働き方に

大きな影響をあたえ、変化をもたらしたのです。

 

 

彼女の死後数年がたち、

私は家族の看病や、長女の不登校を経験し、

先が見えない絶望感に、どうしたらいいの?

 

さまよう毎日。

 

そんな時、彼女の言葉を思い出し、

 

人生も仕事も子供や家族のためでなく、

自分のためにやるんだ

と気がつき

 

ウォーキング講師の道を

あゆみはじめました。

 

もちろん、

その中には家族のため

という気持ちもあります。

 

けど”心の中心は自分”であって、

子どもでも家族でもないと今は考えています。

 

「わたしが何をしたいか?」

「わたしがどうありたいか?」

 

自分を大切にすることが

周りを大切にする近道

 

ハート

ハート

ハート

ハート

 

「自分のために楽しもう」