3日目昼…



元カノのカラちゃんと会いました…



カラちゃんが欲しがっていたものを渡すためです…



それは…





日本能力試験(JLPT)の参考書や問題集…



カラちゃん…


日本で働くことを目指して…


現地の日本語学校で日本語の勉強を一生懸命頑張っていました



学校を無事に卒業して試験まで自分で勉強するために参考書が欲しいと…




この参考書を渡すのを口実にカラちゃんを部屋へ…




もちろんソクソクする気なんてありません…


絶対ヤラせてくれないのわかってますから…




静かな場所で…


ただ逢いたかっただけです…





で、しばらくホテルの部屋で話してたのですが…



この日、カラちゃんと会ってから、ずっと気になっていたことがありました…




思い切って聞いてみました…




ねぇ…


その指輪どうしたの?



そう、気になっていたのは…


カラちゃんがつけていた、なんとなくカラちゃんらしくない派手な指輪…



……



……




わたし、結婚の約束をしたの…



ぇ!!?



一瞬、言葉が出ませんでした


まさかの告白に動揺しまくりのルミ吉…



でも、まだわからないの…


今はまだ彼を見極めているところなの…




そっか…


相手の人はフィリピン人なの?



頭の中がパニクっていることがバレないように平静を装いました…



そうよ


でもルミ吉のほうがハンサムだよ



気を使ってくれてありがとう、ハハ…



本当だよ…


でも、彼はアナタよりもお金持ちよ、HAHAHA



そう言って笑ったカラちゃん…



よくあるテレビドラマのような会話だけど…


そして…


ドラマだったら…


最終的にカラちゃんとルミ吉は結ばれちゃうんだろうけど…



現実はそーゆーわけにはいきません…





その後…



何を話したのかよく覚えていませんが…



この参考書、必要なかったね…


と言ったルミ吉…



そんなことないよ…


本当にまだ結婚するかわからないから…


と言ったカラちゃん…




でも…


そのとき、ルミ吉は…



結婚して幸せになってほしい…



と思ったことを覚えている…



無責任だけど…


カラちゃんには幸せになってほしいと心から思っている…




前回会ったときは泣きながら帰っていったカラちゃんだけど…


今回は笑顔のままバイタクて帰って行きました



カラちゃんがいつも笑顔でいられることを永遠に祈っています…



あなたのことがまだ大好きだから…





    最愛

                 福山雅治


夢のような人だから
夢のように消えるのです

その定めを知りながら
捲られてきた季節のページ

落ちては溶ける粉雪みたい
止まらない想い

愛さなくていいから
遠くで見守ってて
強がってるんだよ
でも繋がってたいんだよ
あなたが まだ好きだから


もっと泣けばよかった
もっと笑えばよかった
バカだなって言ってよ
気にするなって言ってよ
あなたに ただ逢いたくて

初めてでした これまでの日々
間違ってないと思えたこと

陽だまりみたいな その笑顔
生きる道を照らしてくれました

心の雨に傘をくれたのは
あなたひとりだった…

愛せなくていいから
ここから見守ってる
強がってるんだよ
でも繋がってたいんだよ
あなたが まだ好きだから


おなじ月の下で
おなじ涙流した
ダメなんだよって
離れたくないって
ただひとこと ただ言えなくて

いつか生命の旅
終わるその時も
祈るでしょう

あなたが憧れた
「あなた」であることを
その笑顔を 幸せを


愛さなくていいから
遠くで見守ってて
強がってるんだよ
でも繋がってたいんだよ
あなたが まだ好きだから

もっと泣けばよかった
もっと笑えばよかったのかな
バカだなって言ってよ
気にするなって言ってよ
あなたに ただ逢いたくて

あなたに ただ逢いたくて








おしまい