テーブルの上に寂しく置かれている携帯電話を眺める…



さぁ、この携帯電話、ドスル?



プラン①…日本へ持って帰る


そして日本のタレントを口説くときに使う




プラン②…アモールちゃんにあげる


今夜来てくれるアモールちゃんの機嫌をとってめっちゃサービスしてもらう


しかし、アモールちゃんは携帯持ってる…




プラン③…どっかのKTV嬢にあげる


ショーアップで、「携帯持ってない人、手をあげて」みたいな…

これは面白そう





うーーーん…


どーしよっかな…


やっぱり…


そーだよなーー



とゆーことで、フローデリザちゃんに渡すことに…



だってさーー


「ソクソクしたいから携帯電話を買ってきた」


とか思われたくないしーー



その通りだけど…



うん、その通りなんだけども…



その通りなことが、フローデリザちゃんにもバレてるんだけーどーも…



けーーどーーーも!!



ここはフローデリザちゃんに渡すでしょ笑い泣き



人として…



てゆーか、カモとして…えーん



もしかしたら…



もしかしたらだよ…



え?


携帯電話くれるの?


ソクソクさせないのに?


ルミ吉って、優しいーーー


大好き!!!


仕事終わったらホテル行くから、もう好きにして!!!


ブチューーー💋💋💋



とかなるかもしれないし…





とゆーことで…



携帯電話を持って、フローデリザちゃんのお店へ…




たのもーーー




で、やってきました、フローデリザちゃん…




昨夜の件があったからか…


テンション低めのフローデリザちゃんと乾杯…



ルミ吉…昨日はごめんなさい…


アナタは怒ってるでしょう


しかし私は、本当に愛している人としか、ソクソクしないの…



だって私はvirginだから!



え!?


アナタもvirginなの!?



「も?」



あ、いやなんでもない…



いやいやいやいや…


てゆーか、このお店で働いていてvirginってことはないでしょうチュー


冗談も休み休み言いなさいってえー



すると、フローデリザちゃんは…


自分がvirginである理由と、このお店で働いている理由を説明してくれた…



そして…


私が今、話したことをアナタが信じるかどうかは問題じゃないわ


私は私の信念をつらぬくだけだから…



と言いました



てゆーか…



今となっては…


フローデリザちゃんが本当にvirginかどうかは問題じゃない


ルミ吉はフローデリザちゃんとソクれなかっただけだから…




で、フローデリザちゃんに、隠し持っていた携帯電話を渡しました…



めっちゃ驚いた様子のフローデリザちゃん…



え?


携帯電話くれるの?


ソクソクさせないのに?


ルミ吉って、優しいーーー


大好き!!!



うんうん、そーでしょ、そーでしょ!

で、次の言葉は?


次の言葉?


仕事終わったらホテル行くから、もう好きにして!!!

ブチューーー💋💋💋


とかないの?


え?何?



いや、なんでもないよキョロキョロ


喜んでくれて嬉しいよおねがい



これからはメッセージと写真たくさん送ってね!


あと、たまに電話もしてよ!!



うん、もちろん!


絶対するね!!


ブチューーー💋💋💋




とゆーことで…


フローデリザちゃんとは、今回もソクれませんでしたえーん



そして、渡比から1ヶ月が経過しようとしている、今現在…


ルミ吉が送ったメッセージにかれこれ10日以上、既読がつきません…


もしかしたら、ブロックされたのかもしれません…ショボーン



たぶん…彼女にとって、ルミ吉は良い鴨だったと思います



でも、携帯電話をフローデリザちゃんに渡したことに何の後悔もありません

(そもそも後悔するような高価な携帯ではないけど




ルミ吉にはフローデリザちゃんを落とせなかった…



ただそれだけですショボーン








でも、いーの!


ルミ吉にはアモールちゃんがいるから!!おねがい



さ、アモールちゃんとの約束の時間だ…


ホテルに戻ろう!!爆笑爆笑爆笑






さよなら…フローデリザちゃん!!






つづく…