前回の続きです…
「さよなら」と言って電話を切ったルミ吉
方針状態で帰りのクルマを運転していました
そして50分ほど運転して家の近くまで帰ってきたところでUターン
やっぱりこのまま終わるわけにはいかない
お店に戻りました
ボーイも何かあったことを感じているようで気を使っているのがわかりました
しばらくするとA嬢がきました
A嬢「ルミ吉…」
A嬢「なんでもどってきた?」
ルミ吉「いや、なんとなくこのまま終わるのはイヤだったから」
ルミ吉「それに、結果的にヤリ逃げになるし(笑)」
A嬢「バカ」
A嬢「わたし、かなしかったよ。おみせ、こなくていいもいったし、ホテルもいった。でもルミ吉、わたしのことしんじるできない。わたし、どしたらいい?」
ルミ吉「・・・・・」
A嬢「でも、ルミ吉もどってきてくれた。うれしかったよ。」
そう言ってくれるA嬢…
そんな話しを20分ばかりしていると、A嬢は他のお客さんの席に呼ばれていきました
相変わらずの人気です
その間、ヘルプの嬢がついてくれていましたがほとんど話しもせずに考えこんでいました
A嬢は3組ほどの指名が入っていてなかなか戻ってきませんでした
ルミ吉は思いました
「ここで仲直りして戻っても、きっとまたすぐに同じことの繰り返しだ」と…
しばらくするとA嬢が戻ってきて言いました
A嬢「わたし、ホントはきょう、しごとしたくないよ。もうかえりたいよ。でもおきゃくさんきたからかえれない。」
ルミ吉「オレ、きょうは帰るよ」
A嬢「うん、きてくれて、ありがとう。わたし、うれしかったよ。ルミ吉がよければ、もいちどやりなおしたいよ。」
しかし、ルミ吉は、うなずくことができませんでした
もし、あのとき、A嬢の言葉をうけとめていたらまた違った結末を迎えていたのかもしれません
ルミ吉「きょうは帰るよ」
A嬢「うん。気をつけて」
本日のお会計 13,000円也
100万円まで残り
94000円!!
翌朝、朝起きると、A嬢からメールが届いていました
A嬢「ルミ吉、もうムリしなくていいよ。いろいろありがとう。」
A嬢「さよなら」
こうしてルミ吉は、A嬢に「捨てられた」のでした