映画、国宝を観ました。

話題の映画、ロングランヒットなだけにとても見応えのある良い映画でした!

 

私は邦画はあまり観ない方で、さらにメジャーなシネコンなどで映画を観ることもあまりない方なのですが、それでもこの映画は観ておきたい!と思い

(さらにハイアーセルフにも勧められて)観に行きました。

行って良かったです!!

 

映画は歌舞伎俳優の芸事への熱意とその軌跡を描いたものですが、私は少し違う観点でこのストーリーを観ていました。

 

この映画は芸事のみならず、生きることそのものを描いている映画とみることができます。

 

〝見たことない景色〟についての言及が映画の中にあります。

〝見たことない景色〟を求めて、〝見たことない景色〟を探して、それを見たくて精進を続けることはどこか生きている私達と共通していると感じられます。

 

〝見たことない景色〟はいつかどこかで見ていた景色でもあり、何かを思い出したい、もう一度体験したい、さらには〝もっと見たい景色に出会いたい〟という思いも含まれます。

 

私は映画の途中から涙が出てしまい、ほぼずっと泣きっぱなしで観ていました。

自分がなぜ泣いてるのか、特に悲しい場面でもないのにこんなにも泣いてしまうのはどうしてなのかと不思議に思うくらいでしたが、それでも心のどこかでは涙の意味を理解していました。

 

どこがで見た景色、いつか見ていた景色やいつか感じた感情、今も探し求めているものなど

私達は潜在下にある記憶や思いを追体験している時に感情が放出されます。

 

映画の中の俳優陣の役への没入感はすさまじく、まさにその人物のその時、その瞬間を生きていると感じられるほどでした。

そのことが私の深い所で眠っているものを湧き上がらせ、どこかの過去世で感じていた生をまるでその場で生きているかのように感じて、感情が涙となって出てきていたのだと思います。

 

私がセッションでリーディングやヒーリングをしているのは

〝見たことない景色〟を見たいから、またいつかの景色を求めているから、さらに想像することさえできないほどの景色を求めているからなのだと

この映画を観てつくづく思いました。

 

実際、リーディングやヒーリングなどではいつもそのような新しいものを視る、新しいものを感じる、そしてそのことにやや驚きながらもそれをお伝えすることが多くあります。

驚くような美しさ、驚くような激しい感情、驚くようなあたたかさや清らかさなどなど、セッションには予測ができないものを視せてもらえることが本当に多くあるものです。

 

尽きることのない思いを胸に、私達は〝見たことない景色〟を求め続けて

いくつもの生を生き続けているのだと感じます^_^

 

 

 

 

それにしてもシネコンのアップグレード席というのは両脇を囲まれるようになってプライベートに徹することができるため

ひとりでその映画の世界にどっぷり浸かって観るのには良い席だな、と感じました。さらに号泣するのにはピッタリでした(^^;