現象の向こう側
普段、私達が気にして何とか解決しようとするのは現象、
実際に感知できる事象についてです。
こんな問題がある、こんなことが起きてしまった、
何とかどうにか解決法を見つけなければならないと
あれこれ方策を探します。
これは正しくない
この事象は本来こうあるべき
状況はこのように進んで行くべき
あの人はこうすべき
などという思いを強くします。
事象に対して方便を取るのは当然のことであり、必要なことでもあります。
そこに善悪の判断が加わるのも仕方のないことではあります。
しかしあらゆる事柄の事象のみにフォーカスをして
相手や周りの環境を責めたり
何とか解決しようと頑張るのは
それはそれで骨の折れる作業であり、エネルギー的に見るとロスがあります。
なぜなら頑張ってその場は切り抜けたとしても
また似たような状況に見舞われたり、
違う状況なのに同じような人が現れたりすることが
往々にしてあるものだからです。
私達、エネルギーワーカーはそれらの事象に対して1歩引いて
物事のその現実的な事柄の向こうにあるものを視ていきます。
事象が起きてくる根本的な原因を視ることで
より解決を根本的にできうると考えるからです。
その事象の向こうには必ずその現象の理由となるエネルギーがあるものです。
それがどんなエネルギーなのか、何を表しているのか、
なぜ今なのか、どういう意味があるのか
そういった観点で視ていきます。
実際、物事の渦中にあるときには誰でも現実的な対処に追われて
そこまでの深い意味合いを捉えることは困難なものです。
しかしながら物事の起こる理由は必ずあります。
エネルギーの及ばない事柄はないように
すべての物事
すべての事象
すべての物質、感情、言葉に至るまで
エネルギーがあるからそれは起こり、それは在るのです。
そのことに気づくことができさえすれば
もっと違う形で根本的にその事象を捉え、解決の糸口を見つけることができるでしょう。
エネルギーの面白さや奥深さはそういうところです。
どんなことであっても
どんな人であっても
必ずエネルギーは関わっています。
私はずっとこのエネルギーを視て、動かしていくことに魅了され続けています。
思考や理性では理解できなくても
エネルギーの存在を信じていようと信じていまいと
現実の向こう側にエネルギーは必ず関わっています。
現代を生きている私達はエネルギーをより身近に感じる次のレベルへの進化を
ますます遂げつつあります。
そしてエネルギー的な観点はあらゆる場面で有意義で
現実への理解に有効なものだとつくづく思います。
現実創造というクリエイティブな作業が、
現象の向こう側を見ることでとてもしやすくなるのです。
