動きというのはその人そのものです。

 

私はヘタながらもダンスを習っています。

もともとダンスを観るのが好きでしたが、ダンスを観ていると本当に興味深く感じます。

 

私が習っているジャズダンスの先生の生徒さんは本当に素晴らしい踊り手の方々が多く、

素人のダンス愛好家とは到底思えないプロ級の方がいて

そのダンスグループの踊りを観せてもらうのが本当に楽しいです。

 

観ている中で私はダンスというのは

ただ単なる踊りではない、ということに気づきました。

 

ダンスは本当にその人そのもの、

その人の考え方、生き方、物事の対処の仕方などが

動きとしてはっきりと現れる、いわば見えるエネルギー場である、ことに気づきます。

 

素晴らしい踊り手の方というものは

みなさん同じ振り付けを踊っていても非常に個性的で

その人の持つ美しさが端的に表れます。

 

初心者の私には到底できないことですが、

そういった素晴らしい踊り手の方というのは

柔軟体操すら芸術のように自由でのびのびとして

大変に美しい動きをしています!

 

ある時、先生の門下生でプロのダンサーになられた方の踊りを

間近に見る機会がありました。

その時にその方の踊りを観て私はとても心を打たれました。

 

そのダンサーの方は空間を創っていると感じました。

自分の体の動き、手や足の微妙な動きによって

空間を創っているのだ!と感じました。

手や足が動く、振り付けをそのままに何かを表現する、

だけではなくその体の存在する周りの空間そのものを創っているんだな、と

はっきりとわかりました。

 

私のような初心者でもわかるくらいなので

よほどの力量をお持ちのダンサーなのだと思いましたが、

とても感動しました!!

 

エネルギーというのは目に見えず、一見するとわからないものですが

音楽やダンスや芸術ととても通じるところがあると思います。

 

私達は体を通して自分を表現しています。

自分の存在を表現して、自分のいる場を創り続けています。

 

芸術家ではなくてもみんながダンサーのように

自分のいる場を自分の体を通して創り続け、

自分の音楽を奏で続けているわけです!

 

一概には言えませんが硬い考えの人の動きはどこか硬かったり、

柔軟で臨機応変な人の動きは柔らかく丸みを帯びていたりします。

頑固な人はどこか動きが直線的だったり、

無邪気な人は予測のつかない面白い動きをしたりもします。

ダンスほどはっきりとはしなくても普段から人の動きを見てみることは

その人の言っていることや表現していることと同等に

時にはそれ以上に雄弁にその人自身を表していることが多いです。

 

興味のある方はそっと人々の動きに注意を向けてみてくださいね!

そこには思わぬ情報が隠されていることでしょう(^ ^)