私達は、海に何を還すことができるだろう?

海の日に、考えてみませんか?

 

海は、無条件で、

私達に恩恵を与えてくれています

 

時には、自然の猛威という形で、

奪うこともあるけれど、

それでも多くの場合は、ただただ与えてくれる

 

 

 

海で、ゴミ拾いをしてみました

 

きっかけは、海辺で出会った、

猫くんの存在でした

 

人懐こい、その猫くんと、

砂浜で遊んでいた時のこと

 

猫くんが、乾燥した海藻の塊に、じゃれて噛みついた時、

ふとした違和感を感じて良く見ると、

その中にタバコの吸殻が絡まっていました!

 

とっさに拾い上げ、事無きを得たのですが、

もしも、飲み込んでいたら。。。

 

そしてそれが、小さい子供だったとしたら。。。

 

 

 

急に、胸が痛くなりました

 

 

それをきっかけに、足元の砂浜を見てみると、

所々に、タバコの吸殻、プラスチックの破片、釣糸の一部などが、

美しい砂に混ざり込んでいることに気付きました

 

 

その砂浜は、一見ゴミも少なく

とても美しい砂浜です

 

けれどよく見ると、

細かい破片が、たくさん散らばっているのです

 

 

これが海中へ戻り、

貝や魚、などへ取り込まれていくのかもしれないというイメージが湧きました

 

また砂浜で遊ぶ小さい子供が、何気なく口へと運ぶシーンも

 

 

 

ふと猫くんの方を見ると、

地元のゴミ袋が、岩場に引っ掛かって揺れていました

 

 

何かのスイッチが入った気がして、

そのゴミ袋を拾い上げ、気がついたモノから、ゴミを拾い始めました

 

大きい発泡スチロールなども落ちていたので、大きなゴミ袋はすぐに一杯になりました

 

けれど、小さいプラスチック破片は拾っても拾ってもキリがありません

 

 

周りには、サーフィンをする人や、磯遊びをし写真を撮っている人、犬の散歩をする人達

 

何だか、悲しくなってきました

 

みんな、貝殻や、海藻は拾っても、

ゴミは拾わないんだろうな。。。

 

 

そんな思いに苛まれそうになった時、

猫くんが足元にすり寄ってきて、

まるで一緒に励ましてくれているように感じました

 

 

きっと数日後には、また、

ゴミの破片は打ち上げられることでしょう

 

でも今日拾ったこの一袋分だけは、海を汚すことは無い!

 

 

この猫くんが愛する浜辺を、

今日だけでもキレイに、

せめてこの袋が一杯になるまで

 

気持ちは決まり、再びゴミを拾い続けました

所要時間約40分

そして私は、このゴミ袋を自分の車に積み込んで、片道2時間の道のりを帰りました

 

 

ゴミを捨てたり、放置して帰る行為は、

ほんの一瞬の判断です

 

けれどそのゴミが、

私達の想像が及ばないような時間とプロセスを経て、

自らが放ったものが、

自分の大切な存在の元へと戻ってくる連鎖が、

起きてしまうかもしれない

 

 

残念ながら、家から最寄りの海は、車で片道2時間のこの場所

月に2回、行けるかどうかです

けれど行った時には、ゴミ袋を一杯にして帰ることにしています

 

私一人が行ったところで、限りなくゼロに等しい

けれど何もしなければ、負が増えることを放置するだけ

 

行えば、負を減らすことができるのです!

 

 

これから、海を訪れる機会が増える季節

一人一人のチカラを繋いで、

大きな広がりにしていきませんか?

 

☆ステップ① 自分のゴミは、必ず持ち帰る

☆ステップ② レジ袋一袋分でも、気になったゴミを拾って帰る

 

令和元年の海の日に、それを提案したいのです

 

海を、美しい地球を、次の世代へと繋ぎ、渡していくために

 

今日も 心より

ありがとうございます