物件のことはずっと夫には話していませんでした。
なぜなら絶対に賛成してくれないから(笑)
私がなにか始めようとすると、必ず眉間にシワを寄せて「はぁ??なに言ってんの(こいつ)」って顔をされるんですよ。
もうその顔を見たら委縮してしまって、しどろもどろになって思っていたことを全く話せなくなるんです。
そうするとどんどん夫もエスカレートして、イライラと不安をぶつけてきます。
そしてものすごく正論をぶつけられて終了。
これがいつものパターンでした。だからどうしても話したいと思えなかったんですね。
私自身の中にも不安や怖さがある中で、追い込まれるように責められると何も言えなくなるのがわかっていたからです。
引き寄せの法則でいい気分でいることが大切というのを聞いて、毎日ちょっとずつそれを意識して暮らしていく中で、夫に話をしなければいけない、でも理解してもらえない、怖い、どうしようという意識が薄れ、「きっと良きタイミングで話をする時があるだろう」と楽観的な気持ちに変わりました。
無理に理解してもらおうとか、説得しようとか、勇気をもってちゃんと話をしなきゃなどと思わず、自分が話したくなったら話そうというふうに意識を切り替えることができたんですね。
そうして昨日、友人とランチをしてその時に夢を語ってワクワクして帰ったその勢いで、「あ、話してみよ」とスッと話を切り出すことができました。
帰ってくる言葉はもちろんド正論でした。
資金はどうするのか、運転資金はどこから?何で稼ぐのか・・・三次元的な常識、これまでの私の行動からくる心配、さまざまなことを言っていましたが私は心の中で「言われている言葉は関係ない。今ここで発しているエネルギーが大事なんだ」と言い聞かせて、友人と話す時のように自分のやりたいことを話しました。
理解してもらおう
応援してもらおう
なんとかしてもらおう
そういう意識を手放した時、夫に話すことへの怖れよりも、自分のやりたい気持ち、ワクワクを軸にして話をすることができたんですね。
そうすると返ってくる言葉に振り回されたり、委縮して言えなくなるということがなくなりました。
とにかく自分はどうしたいのか
夫がどうこうではなく、私はこう思う、こうしたいを素直に伝えることができた時、夫からこんな発言がありました。
俺がこうして心配してあれこれ言うことは、ママの足を引っ張っている、邪魔しているんじゃないかってずっと考えてたと。
いや、確かにそう(笑)
私はずっと夫に相談しても邪魔されるから相談したくないって思ってたんですよね(笑)
ここで私は「邪魔される」ってなんだろうって考えたんです。
改めて考えてみると、夫は決して私の邪魔をしたくてあれこれ言っているわけではない。ただ心配でどうしてもそれが口から出てしまうだけ。
で、それに対して私は勝手に邪魔されていると感じているだけ。
誰も邪魔していないし、私が邪魔されていると感じているだけだったんだということに気づいた時、じゃあ感じ方を変えればいいんだなって思いました。
夫が心配するのは夫の自由。
それと私のやりたいこと、夢は全く関係がないし、私の過去も人格もなにも関係がない。
何を言われても私は私でいることに変わりない。
そう思うとスッと気が楽になりました。
不思議なもので私が委縮しておびえていたときは、話せば話すほど責められていたのに、私が捉え方を変えて「この人はそれでいい。私は私でいい」と思ったら、夫も私のやることに興味を示しました。
別に手放しで賛成してくれたわけではありませんが、別にそれも今の私にとってはどうでもいいことです。
賛成も応援もお金も出してくれなくていい!そう割り切ったら逆に話をちゃんと聞いてくれるようになったんですね。
私は自分がやることは家族のためでもあるから、どこか心の片隅で家族に賛成して応援してほしいと思っていました。
そして家族なんだから理解してくれるはずという期待もありました。
だから一生懸命に説得しようとしたり、理解してもらおうとしたり、許可をもらおうとしていました。
同時になぜ私だけ何かしようとすると夫の許可をもらわなければならないのか、なぜ家族に理解してもらわないといけないのかという不満も生まれていました。
私は「主婦だから、母だから、妻だから、家族だから」という枕詞を自分に課して、自分自身を縛り付けていたことに気づきました。
良い意味で家族に期待しない、理解してもらおうとしない、許可をもらわなくてもいい
その意識に変わった時に、家族や自分のやりたいことへの執着を手放すことができました。
家族という距離の近い関係では、多くの感情が動きます。
他人なら許せることも、なぜか家族だと許せないことも多々あります。
夫だから腹が立つ。そんなことありませんか?(笑)
自分で作りだした家族であるにも関わらず、長年の恨みつらみ、不満、自己犠牲、母というレッテルとプレッシャー、多くのネガティブなエネルギーを身にまとい生きてきました。しかしそれを選択したのは私自身。
決して夫が悪いわけでも、子ども達が悪いわけでもありません。
自分の人生に責任を持つというのは、こういうことかと腑に落ちました。
家族がどうかは関係なく、私で生きる。そうしたら過去の恨みさえ感謝に切り替わることを実感しています。
いつまでも被害者ぶって生きるのはもうやめにしよう。
捉え方ひとつでこんなに意識が変わるとは思いませんでした。
外的要因に振り回されなくなると、ものすごく気持ちが楽になりますね。
引き寄せの法則は、何かラッキーな出来事を引き寄せるのではなく、いい気分でいることを少しずつ日常の中で増やしていくこと。その結果、その波動に合った現実が作られてそれが嬉しいことだったというだけなんですね~
何かを引き寄せて手に入ったから嬉しいのではなく、気分を先に変えたから手に入る。
順番が逆だったんだーというのが、今やっとわかりました(笑)