屋上に、ルーバーラティス的なものを設定したい。
夏場は太陽光を遮る様に、冬場は逆に取り込む向きで。
そうすることで、夏は日差しを遮ると共に放射冷却の効果を期待できるし、冬は太陽の熱をより受けることが出来る。
とはいえ、借家暮らしでもあるので施工上の問題と予算の都合によって実行はまず無理。
重量と強度があるもので施工すれば、台風が来る度に仕舞い込まなくても、年に2回、向きを入れ替えるだけで良くなる。
鳥が巣を作らない様に工夫する必要はあるが。
現状はとりあえず、昨日設定した遮光ネットがまあまあの効果を発揮している模様。
昨年まではひたすら日光を遮る形で、遮光ネットと屋上面の間に空間を確保しても、上下方向には風が抜けにくくなっていた。
今年は複数枚の遮光ネットの間をあえて空けることで、遮光ネットの下の熱くなった空気が抜けやすくなったことで、上面投影面積的なものが7割位に減ったにも関わらず、今の所は評価できる効果を発揮している。
大幅な面積削減は玄関前の共有部分の上までカバーしていた所を行わなくなったことも大きい。
それと今年は、支持部材のロープ自体に固定点を設定したことも大きい。
昨年までは、遮光ネットそれ自体を利用して、端と端で固定していたので、間に隙間を空けるという発想にならなかった。
そこで今回は、ロープの「より」を一時的にほぐし、そこに結束バンドを差し込んでロープの途中でも固定できる様にしてみた。
強風が吹いたら切れるかもしれないが、全箇所が一気に切れて外れることは無いと思うので、先に切れる部分があることで全体的な安全性を保つ予定。
遮光ネットの面積を減らすことで、放射冷却の効果も大きくなったかもしれない。
もっとも、遮光ネットを2重化していることによって放射冷却の恩恵をより受けているような気もしないでもないが。
まあ、ごちゃごちゃ作るよりも、予算があれば屋根を2重化したほうが早いんだろうなとは思いつつ。
その際は、屋根裏断熱と換気は必須項目で。
そういえば、台風の時には換気扇を回しっぱなしにしておいたほうがビニールハウスが潰れないで済むという話を聞いたことがある。
ハウスの中が負圧になって、ビニールが構造材に張り付くことにより全体的な強度が上がるのだろう。
もっとも、屋根裏換気でそれをやったら、雨が入り込んで大変なことになりそうではある。
それに、停電時の対策も考えておく必要がある。
やっぱり、構造的にしっかりしているということがメンテナンスフリーの基本か。