実家から送ってもらったので、数年ぶりに食べています。

「早岐茶市」で売ってあることは知っていたのですが、今の季節限定でその場に行かなければ買えなかったので。(改めて調べてみると今はネット通販もしている模様)

 

長崎県佐世保市では、えいの塩干しを「えいがんちょ」と呼んだりしています。

その味は酒のつまみでよくある「えいひれ」のように甘ったるくなく、塩味が効いておかずとしてももちろん酒のつまみとしてもいけます。

あご(トビウオ)の干物の塩焼きに似た味で、コリコリとした軟骨がアクセントを加えてくれます。
あごの干物よりも瑞々しい感じなのは、コラーゲンたっぷりなのが理由なのかどうか。
 
その姿はネットでよく見る画像の様なものではなく、黒い皮を付けたまま肉厚のひれの部分のみを塩漬けして干してあります。
 
 
1袋に3枚入っていました。(これで何匹分なのかは不明)
裂きやすい様に切れ目が入れてあるので、食べる分だけ裂いてから魚焼きグリルで炙ります。
表面が軽く焦げた位が食べごろです。
 
えいは尾の付け根に毒針があることが有名ですが、その他の所にも棘が並んでいたりします。
その強さはビニール袋を破き、指に刺さりかねないほどなので、食べる分を裂く時には注意です。
それも炙って丸ごと美味しく頂けます。
 
ネットで調べてみると、干し具合も色々あるみたいですね。
画像の様な一夜干しみたいなものもあれば、もっと乾燥させた様なものも。
私は画像の様な干し具合のものが好みですが。
 
昔より塩味がソフトになった様に感じたのは、減塩志向へ対応したためなのか私が塩味を感じにくくなってきたということなのか?
年をとると塩味を感じにくくなってくることがあるそうです。
そのため、あるラーメン屋さんでは舌で味を覚えるのではなく、調理の過程を基準化して対応している所もあるのだそう。
確かに、味は美味しいのだけれど塩味が濃いというラーメン屋さんに行ったこともあるので、そうなのかなと思いつつ。
 
とりあえず、珍味なのでさほど量を食べる訳でもなく問題は無いかと。
やっぱり、えいがんちょは半生がいいなと思いつつ。