今日も夏日の天草です。
最近は天草に限らず全国的に最高気温を更新し続けている様ですが、少なくとも部屋の中とベランダに限れば昨年より快適に過ごせています。
とはいえ、気温が高いので洗濯物もガンガン乾いています。
ということで、今日はエアコンに対する洗濯物の効果について。
洗濯物が乾く時には、水の気化熱によって洗濯物と共にその周囲の温度が下がります。
そのため、(洗濯物から室外機を挟んで2mほど離れた場所の温度で)何故か32℃と同時刻の気温の発表値(34℃)よりも2℃ほど低くなっている我が家のベランダにおいても、
干しているタオルの表面温度は27.6℃と、更に4.4℃も低くなっています。
ということは、洗濯物を室内に干せば部屋の中も涼しくなるということにもなるのですが、、、
エアコンを動かしている状態でのそれはお勧めしません。
なぜなら、洗濯物に含まれていた水が蒸発する時に周囲の熱を吸収するのですがその熱は消えて無くなったのではなく、水蒸気として部屋の湿度を上げる事になっているためです。
その状態でエアコンを動かした場合、エアコンはまず部屋の中の水蒸気を取り除く事から始めます。
結露水が発生してドレンホースから出てくるのはこのためです。
つまり、部屋の温度が下がるのはある程度部屋の中の湿度が下がった後の話、ということになるので、省エネのために部屋の中に洗濯物を干して温度を下げようというのはエアコンを動かさない時には有効ですが、エアコンを動かしている時にはほぼ意味のないことをしているという状態になります。
また、部屋を締め切った状態で洗濯物を干した場合には多少温度が下がったとしても湿度が上がる事になるので、後々温度が下がる以上のデメリットが発生する事は想像に難くありません。
ということで、エアコンを動かしている時には洗濯物は外に干した方が良いと思います。
室外機の風の流れを妨げず、しかし室外機へ向かって風が流れる位置に干しておけば、先程のタオルの温度の様に外気温度よりも冷やされた空気が室外機に流れることになるので、エアコンの効きもいくらか良くなることになります。
もっとも、今の時期ほど熱いと洗濯物がすぐに乾くのでその効果時間は限定的になりますが。
そして、今のエアコン(室外機)の運転状況はこちら。
熱風の最高温度が42.8℃で、
最低温度が36.4℃と、
その温度差と、低温部での外気温との差を見ても余裕の運転状況となっています。
(余裕が無くなってくると低温部から出る風の温度も上がってきます)
昨年までは色々と対策を実施していたとはいえ、今よりベランダが暑かったんですよね。
実際に体験してみて判るこの事実。
今年は室外機から出た熱風は前方45cmの壁とその隙間を乗り越えてベランダの外に排出されるので、ベランダでは室外機の近くにいた方が風が無い時でも室外機が生み出す(吸い込みの)風によってむしろ涼しいという状態に。
エアコンの効きとその寿命の延長には室外機の設置状況も重要です。
それにしても、今のアパート備え付けの2009年製(11年目)エアコンがアパート最上階で前方のスペースも厳しい環境下でも壊れもせずに動いているというのは、意外な状態でもあるなと思いつつ。
2015年(6年目)に入居してから、不定期で大掃除その他の対策を実施していたのも良かったのでしょう。
それと、1年位は空き部屋だったようなので実質5年未満の運用時間だった模様。
ということを、グーグルストリートビューの過去画像にて確認。