ダイハツ・ブーンはもう12年近く乗っているため、少しずつ部品の供給が少なくなってきています。
今の所はまだ大丈夫ですが、今後エアコンフィルターが入手できなくなったら自作することになるので、ちょっと設計してみました。
→追記。
毎回厚紙を貼り付けるもの面倒だったので、現在は、内枠も作って、外枠との間に挟み込むということで、実運用中です。
ただ、平面的なフィルターを取り付けた場合、蛇腹形状となっている製品版のフィルターと比較して濾過面積が少なくなるので運用可能寿命が短いことが容易に想像出来ます。
そのため、毎回最初から作るという制作の手間を省くべくフレームを再利用できる形にしてみました。
まず、現在使用しているエアコンフィルターのサイズを確認し、その一回り大きいサイズ(+3cm位)を部屋用後付エアコンフィルター等から切り出し、本来のサイズを超える部分に厚紙を貼り付けます。(両面テープあるいはホチキス等を使用)
こんな感じで。
黄色で示した厚紙を貼り付けた部分をこれから作成するフレームに差し込むことで、フィルターを固定します。
次回以降のフィルター交換時は、これのみを作成し、交換することになります。
なお、角の部分はきっちり切り落とさずに少し「耳」の部分にはみ出す位の方がフレームに取り付けた時に隙間が埋まって良さそうな感じがします。
フレームは厚紙やプラ板等を使って作成し、内側にフィルターに貼り付けた厚紙を差し込む事が出来る様に内側に折り込む等して「J」の字型のポケットを作っておきます。
最初に展開した状態の時にポケットを作成しておき、その後「口」型に組み立てれば簡単に作成できるかと。
ただ、そのままでは簡単に変形してしまうので、釣り糸を使って補強します。
フィルターに貼り付けた厚紙に干渉しない位の高さ(低い位置)にこんな感じで糸を通します。
→こちらは、実運用時に採用しました。
釣り糸によるフレームの補強はフィルターの脱落防止も兼ねています。
厚紙を貼り付けて固定しているので、よほどホコリを詰まらせない限りは問題ないとは思いますが、心配なら糸の本数を増やせばいいかと。
フレームの変形防止は斜めに張った糸が担当します。
フィルターの厚紙の、フレームの糸を通している部分に対応する場所に切れ込みを入れておいてもいいかもしれません。
ということで、この2つを組み合わせて完成となります。
ブーンの場合、フィルター取り付け場所における空気の流れは上から下となっていました。(フィルターの上にホコリが溜まっていたので、多分その他多くの車種でも同じ設計だと思います)
ただ、今回作成したバージョンでは絶対的なフィルター面積が少なくなるので、使用可能期間は長くても2〜3ヶ月程度かと。
エアコンを動かす頻度が多い人は1ヶ月程度で交換が必要になるかもしれません。(家のエアコン並の稼働時間であれば)
自作すれば圧倒的な低コストではありますが、短期間でグローブボックスの着脱を繰り返す事になるのは果たしてそれに見合うメリットがあると言えるのかどうか。
部屋用エアコンフィルターの前にレンジフードフィルター等を重ねてやれば、綿ゴミ等大きなホコリを予め捕捉させ、部屋用エアコンフィルターは小さい粒子のみに専念させることで使用可能期間を伸ばすことが出来る可能性はあります。
(レンジフードフィルターはきっちりサイズで切り出して、マスキングテープでフィルターの厚紙部分を使って固定するとか)