1946年にマッカーサーの指示のもと
GHQが日本国憲法の草案を作成し
これに沿う形で日本国憲法が作られ
施行されてから78年が経過。
国家の生年月日は憲法施行日とされていますから
今2024年の日本は78歳になったことになります。
新生日本が大日本帝国憲法時代と
大きく変わった点として、
憲法第一条に規定される通り、
天皇君主制が象徴天皇制へと変わったことです。
これによって天皇は政治的な権力の一切を失い、
国会で議決された皇室典範に基づき
世襲によって受け継がれるが、
その地位は主権者たる国民の
総意に基づくとされています。
こうして始まった象徴天皇制でしたが
現在は多くの課題が残されており、
一つは皇族の減少による後継者問題、
則ちその解決策として
女性天皇や女系天皇を容認するかという議論。
もう一つは天皇が
人間宣言をしているにも拘わらず、
現在、法的に皇族には
基本的人権が認められていない
という問題でしょう。
今も昔もマスコミがどれだけ失礼なことを
書き立てても、皇室側はなかなか
訴訟など出来ないのは理不尽にも見えます。
憲法や皇室典範を改正するのであれば
同時に皇族の人権や裁判権に関して
もう少し議論が必要なのではないでしょうか。
天皇の後継問題に関しては
小泉政権時代の有識者会議で
一度は女系容認の方向性で
皇室典範が改正される寸前でしたが
その後は慎重論が押し勝った形。
現在は法改正が無ければ
秋篠宮悠仁親王が次期天皇となる予定ですが
女性天皇が容認されれば
愛子内親王が女性天皇となる
可能性も残されています。
おそらくは悠仁親王と愛子内親王が
次期天皇として人格的に
相応しいかどうかによっても
国民世論が左右され、皇室典範改正への
結論は変わってくるかもしれません。
それは本人にとっては
大きなプレッシャーかもしれません。
******************
秋篠宮悠仁親王
2006/9/6
年 丙戌 偏印 比肩 墓
月 丙申 偏印 食神 病
日 戊戌 *** 比肩 墓
辰巳空亡
悠仁親王は全柱陽の戊。
秋の山に二つの太陽が輝く風景で
火土金の命式です。
やや倒食気味で不健康の要素があり
水木が少し巡る方がバランスは改善します。
出来ればまず水性が補われることが望ましい。
偏印の二透で変わった知性欲強。
全体的に精神才能型で極が食神の趣味人タイプ。
財星が強くて人への奉仕精神や情愛性がある
今の天皇と比較しますと
かなり性格も異なるタイプです。
眞子様のように生月中殺で
家系から出るべきような要素は有りませんが、
天庫二連で人生の激変の意味、
また二度運でもあり、
どこかで人生がガラッと変わるとすれば
皇室典範改正による
女性天皇容認の影響もあり得るかもしれません。
結論的には悠仁親王が継いでも
大きな問題は無かろうとは思います。
ただ前任者である今上天皇、
そして祖父の上皇陛下(平成天皇)も
かなり人徳のある方でしたので
そこに並ぶことは非常に大変かもしれません。
*************
また女系天皇容認はイギリスのように
継承権が際限なく拡大しますので、
改正するのであれば女性天皇容認までで
他国に皇統を奪われる事のないように
様々な制約を加える事が無難でしょう。
そうでなければいずれ
英仏の100年戦争のような
事態になることも覚悟しなければなりません。
しかし女性天皇は良くて
女系天皇のみ禁止の場合、女性天皇の子は
天皇とはなれないという制約が
世論の同情を呼び、
さらに女系天皇の容認にまで
一気に繋がる可能性が高い事には注意を要します。
例えば愛子様が天皇になれたとしても
その子どもは天皇になれない、
という制約を国民が納得するかどうかなのです。
結論としては女性天皇容認は
女系天皇容認に繋がることは明白で、
遠くないうちにそのようになると思われますが
同時に皇統を守る工夫も考えなければ
一層混沌とした国になりかねないといえます。