今年の初頭から徐々に広がっていた

インテルCPUのクラッシュ問題。

 

当初は14900番台や14700番台で

オーバークロック対応のK付きのみの問題と

されていましたが、ここに来て

第13世代、第14世代のCPUはほぼ全て

(Kなしやラップトップ版を含む)

クラッシュや不安定になる可能性があるとして

世界的な大問題に。

 

インテルは当初マザーボード側の問題として

責任転嫁していましたが

7月になって自社CPUのマイクロコードに問題があり

過大な電圧要求がクラッシュの原因と認め

8月に修正パッチを公開するとしています。

(パッチはBiosかwinupdate経由)

 

が、既にクラッシュしたり

高い電圧要求を続けたCPUは修復不可能であり、

クラッシュを避けられても

電圧要求を下げたりオーバークロックを抑制すれば

処理性能の低下は避けられないわけで、

返品訴訟やリコールに発展する可能性も。

 

 

世界中で13世代、14世代の

i-9、i-7、i-5のCPUを使用している人は

膨大な数に上るはずで、果たして

インテルの8月以降の対応がどうなるのか、

注目されているのが現状です。

 

 

 

 

そしてインテルCPUの大問題により

注目されているのは当然AMDのRyzenで

既に一部品番(特にミドルハイ)では大幅な値上がりも。

 

また今月内には次世代CPUとなる

Ryzen9000番台が発売の予定です。

 

 

BPOメーカーなども今後Ryzen版が

増えることは必至で、intelは

今後信頼の回復に全力を尽くさないと

NVIDIAに奪われたAI学習、

GPU(グラボ)でのシェアのみならず

CPUでの覇権も完全に失うかもしれません。

 

 

というか既に技術レベルでは

台湾のTSMCや韓国のSamsungなどに追い抜かれ、

海外の受託生産に依存しており、

現CEOのゲルシンガーは生産技術という原点に立ち返り

自社製造路線を強めることで

intelの再興を図るようです。

 

 

 

 

こうした中でインテルの株価も急降下気味。

赤字が続き、大規模なリストラも始まっています。

投資としては今が安いから買い時と見るか、

損切りするべきか、悩みどころかもしれません。

 

 

 

 

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パット・ゲルシンガー

1961年3月5日

 

年 辛丑

月 庚寅

日 丁酉

辰巳空亡 山下火

 

ゲルシンガーは立地相剋で財格の破格。

大運を見ると1.2旬が洩星で

入格しやすい条件です。

 

10 己丑 ※高校生の時、intelにスカウトされ入社

20 戊子 変剋律

30 丁亥 変剋律

40 丙戌 変剋律

50 乙酉 ※別会社でCEO,COO

60 甲申 月天戦 現在63歳 ※60歳でintelCEO着任

 

財格は自星の時、最も破格しやすいので

30-50歳では運勢の安定度がなく

厳しいものがあります。

 

現在甲申大運で秋運なので

財格には入りやすい状態。

また宿命と環境の一致は

壊れたものを再生、再建する役割です。

 

一度権力争いに敗れてintelを去りますが

2021年に復権してCEOに着任。

敏腕CEOだったアンディグローブの意志を継ぎ、

intelの大改革を進める最中でのこの大問題。

 

そこで年運を眺めますと

 

2020 庚子

2021 辛丑 CEO就任 年律音

2022 壬寅

2023 癸卯 日天戦地冲

2024 甲辰 空亡

2025 乙巳 空亡

 

年律音(還暦)の節目でintelのCEOに

帰り咲くことが出来ましたが、

2023、2024,2025は

天戦地冲と印中殺があり、波乱の時です。

 

明けても2026.2027は丙午、丁未で

財格には破神になります。

どうやらなかなか厳しい道のりです。

 

そもそもこれまで殿様商売を続けてきて

評判の悪いintelですから信頼回復には

相当の努力やサービスマンシップを要します。

今回のCPU問題への対応は

まさに会社の分水嶺になるかもしれません。

 

 

ただゲルシンガーに関しては

CEO着任の年は悪くないので

自分の宿命の意味通り、

会社の再建再興のために奔走し続けるならば

運は味方をしてくれるでしょう。

 

 

 

米EMCのCOO(最高執行責任者)と米ヴイエムウェアのCEO(最高経営責任者)を務めた時期を

「11年間の休暇」と語ったパット・ゲルシンガー氏が古巣の米インテルにCEOとして戻ったのは2021年2月15日のことだった。

同氏は直ちに、チップの製造受託に乗り出す「IDM 2.0」と呼ぶ新戦略を打ち出した。

それから3年がたった2024年2月21日、「インテルファウンドリー」と呼ぶ製造受託事業部門を設置し、

「2030年までに世界2位のファウンドリーになる」と宣言した。

台湾や韓国のライバルを抜き、1位の台湾積体電路製造(TSMC)に次ぐ位置を目指す。

 

 

 

参考↓